その症状、腟カンジダ症かも!白いおりものの・外陰部のかゆみが気になる方へ
白いポロポロしたおりもの、外陰部のかゆみで悩んでいませんか?
- 外陰部がむずむずとかゆい
- 白いおりものが増えた
- おりものがポロポロしている
- ヒリヒリ感やしみる感じがある
- 市販薬で様子を見ているけれど、また繰り返す
- 受診するべきか迷っている
こうした症状がある場合、腟カンジダ症が関係していることがあります。
腟カンジダ症は、女性に比較的よくみられる感染症のひとつです。
一方で、陰部のかゆみやおりものの異常は、カンジダ以外の原因でも起こるため、症状だけで判断するのは簡単ではありません。
「よくあることかもしれない」
「少し様子を見れば治るかも」
と思っていても、原因に合わない対処では、症状が長引いたり繰り返したりすることがあります。
目次
腟カンジダ症でよくみられる症状とは?
腟カンジダ症では、次のような症状がみられることがあります。
外陰部の強いかゆみ
腟カンジダ症でよくみられる代表的な症状です。軽い違和感から始まり、日常生活で気になるほど強くなることもあります。
白いポロポロしたおりもの
おりものが白くポロポロした状態になったり、酒粕状・カッテージチーズ状のように見えたりすることがあります。
ヒリヒリ感・しみる感じ
かゆみだけでなく、炎症によってヒリヒリした違和感が出ることがあります。下着が触れるだけで不快に感じる場合もあります。
性交時の痛み
炎症があると、性交時にしみる感じや痛みが出ることがあります。
カンジダは、性行為だけが原因とは限りません
腟カンジダ症は真菌(カビ)の一種が関係する感染症で、性行為の経験がない方でも起こることがあります。
もともとの腟内環境のバランスが崩れることで発症しやすくなり、たとえば次のような要因が関係することがあります。
- 抗生剤を服用したあと
- 疲労がたまっている時
- 睡眠不足やストレスが続いている時
- 月経前後
- ピル服用中
- 体調不良などで免疫力が低下している時
「特別な心当たりがないのに症状が出た」という場合でも、カンジダの可能性はあります。
かゆみやおりもの異常、原因がわからず不安ではありませんか?
陰部のかゆみやおりものの異常は、症状そのもののつらさだけでなく、
「これって放っておいて大丈夫?」
「市販薬で済ませていい?」
「また再発したらどうしよう」
という不安にもつながりやすい症状です。
特にカンジダは、いったん落ち着いたように見えても、繰り返しやすいと感じる方が少なくありません。
- 市販薬では原因によっては再発することがある
- 本当は別の原因なのにカンジダだと思い込んでいる
- 生活習慣や体調の影響で再発しやすくなっている
このようなケースでは、症状だけを抑えるよりも、一度きちんと原因を確認することが、結果的に改善への近道になることがあります。
かゆみやおりもの異常=必ずカンジダ、とは限りません
外陰部のかゆみやおりものの変化は、腟カンジダ症以外でも起こります。似た症状を起こすものとして、以下のような原因も考えられます。
- トリコモナス腟炎
- 細菌性腟炎・細菌性腟症
- クラミジア感染症
- 淋菌感染症
- 接触性皮膚炎
- 蒸れや乾燥、ホルモンバランスの変化
そのため、
- 白いおりものがあるからカンジダ
- かゆみがあるから市販薬で大丈夫
と自己判断してしまうと、必要な治療につながらないことがあります。
カンジダが疑われやすい症状の一例
- 外陰部の強いかゆみ
- 白いポロポロしたおりもの
- ヒリヒリ感
- 性交時の違和感や痛み
他の原因も考えたい症状
- 黄緑色のおりもの
- 泡立つおりもの
- 強い悪臭、生臭さ
- 下腹部痛
- 排尿時の痛み
- 不正出血
このように、症状の組み合わせで考えることが大切です。とくに「いつものカンジダと違う感じがする」「かゆみ以外の症状もある」という場合は、別の原因が隠れている可能性もあります。
繰り返すかゆみは、体からのサインかもしれません
陰部のかゆみが長引いたり、何度も繰り返したりする背景には、次のような理由が考えられます。
- 原因に合った治療ができていない
- 市販薬で症状だけを抑えている
- 疲労やストレス、睡眠不足が続いている
- 蒸れやすい環境が続いている
- カンジダ以外の原因が隠れている
「よくあること」として済ませるのではなく、なぜ繰り返しているのかを確認することが再発予防につながることがあります。
こんな時は、婦人科への相談をご検討ください
- かゆみが強い
- おりものの変化が続いている
- 市販薬で改善しない
- 良くなっても繰り返す
- 排尿時や性交時にしみる
- 赤み、腫れ、ただれがある
- いつもと違う症状がある
婦人科では、症状に応じて必要な診察や検査を行い、原因を確認したうえで治療方針を考えます。
婦人科で行う主な診察・検査
- 問診
- 視診
- おりもの検査
- 培養検査
- 必要に応じた感染症検査
かゆみが強い場合や、おりもの異常がある場合には、カンジダ・トリコモナス・一般細菌などを確認するための培養検査が行われることがあります。
渋谷文化村通りレディスクリニックの検査の一例
| 気になる症状 | 考えられる原因 | 主な検査 |
|---|---|---|
| かゆみ | カンジダ、トリコモナス | 培養 |
| におい・色・量の変化 | クラミジア、淋菌、トリコモナス、細菌性腟炎 | 培養、各種感染症検査 |
| 出血が混じる | クラミジア、淋菌、子宮頸部の異常など | 感染症検査、子宮頸がん検査など |
※症状に応じて必要な検査を選択します。
※すべての検査を一度に行うわけではありません。
検査費用の目安
症状がある場合は、基本的に保険適用になります。(保険証をお持ちください)
- 培養(一般細菌・カンジダ・トリコモナス):約1,900円
- クラミジア:約2,000円
- 淋菌:約2,000円
- クラミジア・淋菌同時:約2,400円
- 子宮頸がん検査(スメア):約2,000円
※保険適用3割負担、初診料込みの目安金額です。
※薬剤料は別途かかります。
検査結果の目安としては、カンジダの培養検査結果は、おおよそ5~7日。
※子宮頸がん検査・精密検査は2週間程度かかります。
繰り返すカンジダに悩んでいる方へ
- 「またか…」といううんざり感に悩まされている方。
- その場しのぎではなく、根本的にどうにかしたいと思っている方。
- 「いつまた来るんだろう」という不安が常にどこかにある方。
- 病院に行くべきか迷いながらも、できればもう終わりにしたいと思っている方。
- 我慢できなくはないけれど、もう我慢したくないという葛藤がある方。
年間4回以上再発を繰り返す場合は「再発性外陰・腟カンジダ症(RVVC)」とされます。
当院では導入として1週目に3回の内服を行い、その後は維持として1週に1回の内服を最大6か月続ける”再発抑制療法”を提供しています。
※この再発予防法は、米国CDCやIDSAのガイドラインにも記載されているものの、日本では保険適用にはなっていないため、全額自己負担(自費診療)となります。
料金設定
| 区分 | コース | 内容 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 導入療法 | 導入セット | 初めの1週目3回分 | 3,700円 |
| 維持療法 | 1ヶ月分 | 週1回、4回分 | 4,000円 |
| 3ヶ月分 | 週1回、12回分 | 11,000円 | |
| 6ヶ月分 | 週1回、24回分 | 18,000円 | |
| 導入+維持 | 導入セット+6ヶ月分 | 27回分 | 20,000円 |
※診察料、薬剤料などすべて含まれた金額です。
【参考】
米国疾病予防管理センター(CDC)(https://www.cdc.gov/std/treatment-guidelines/candidiasis.htm/)
米国感染症学会(IDSA)(https://www.idsociety.org/practice-guideline/candidiasis/)
「これくらいで受診していいのかな」と迷う段階でもご相談ください
陰部のかゆみやおりもの異常は、誰にも相談しにくく、受診をためらいやすい症状です。ですが、婦人科では日常的に相談の多い症状のひとつです。
- 恥ずかしくて相談しにくい
- 市販薬で様子を見るべきか迷っている
- 受診の必要があるのかわからない
このような段階でも、原因を確認することで不安が軽くなることがあります。
渋谷文化村通りレディスクリニックでは、陰部のかゆみやおりもの異常、感染症の検査・治療について、症状に応じて診察を行っています。
気になる症状がある方は、早めの相談をご検討ください。
