検査費用について

保険適用の場合

症状によっては保険適用の場合もありますので、必ず健康保険証をお持ちください。

子宮頸がん検査 約2,000円
培養検査
(一般細菌・カンジダ)
約1,900円
淋菌・クラミジア感染症 約2,400円
超音波検査(経膣) 約2,500円

※保険適応3割負担・初診料込みの目安金額です。

自費負担の場合

自費のため全額自己負担になります。
(ご本人確認のため健康保険証もお持ちください)

① 子宮頸がん検査 6,600円
② 培養検査
(一般細菌・カンジダ)
7,700円
③ 淋菌・クラミジア感染症 7,900円
④ 超音波検査(経膣) 7,700円
婦人科検診(スタンダード)セット
[①〜④の検査セット]
15,300円

※初診料込みの金額です。



今までに婦人科検診を受けたことがありますか?

なんとなく抵抗があって婦人科自体に足を運んだことがない、何年も前に一度受けたきりという女性が多いのではないでしょうか。しかし、婦人科検診は女性にとって非常に重要なことです。

女性には、子宮・卵巣・膣・乳房など、妊娠・出産・子育てに必要な女性特有の器官があり、年齢とともに変化していきます。それらにかかわる女性特有の病気が婦人科系領域の病気です。婦人科の病気の多くは自覚症状にとぼしく、婦人科とは無関係に思える症状でも何らかの形で婦人科の病気とつながっているケースもあります。病状が進むと治療が難しくなり、命を脅かすこともあります(※乳癌検査(超音波)は当院ではできません)

婦人科検診を受けた女性の25%は、何かしらの異常が発見されています。婦人科の病気の多くは自覚症状にとぼしいため、婦人科検診を受けたことで発見できることが多いです。ですから、症状がない場合でも定期的に検診を受けて、早期発見し早期治療することが大変重要です。
婦人科検診で自分の体ときちんと向き合いましょう。

女性には年代ごとに注意したい病気があります。婦人科検診は子宮や卵巣の病気などをできるだけ早く発見して、治療方法を見つけるために大切なものです。
自分の体ときちんと向き合うために、基本の検診のほかにオプション検査を追加することができます。

自治体や会社の無料検診は経膣超音波検査がないことが多く、卵巣の病気などが見落とされることがありますので、医療機関でしっかりと検診を受けましょう。クラミジアや淋菌などの性感染症検査もあわせて受けることも大切です。

検診を受けるに当たっての準備

  • 月経中の受診は、月経血によって病変がわかりにくくなる場合もあるので、避けましょう。
  • 婦人科検診は自費(自己負担)扱いですが、保険証はご持参ください。
  • 問診時に、最終月経日と月経周期をお聞きしますのでご確認ください。

検診の流れ

①受付・問診表の記入

問診表にふだんの生活、既往歴など、体調面などで気になっていることを記入します。

②問診(カウンセリング)

問診表をもとに、カウンセリングを行ないます。その際、女性特有の病気以外の症状についても遠慮しないでお話しください。

③内診

内診台に上がり、まずは外陰部を見て、びらん(ただれ)などがないか、炎症などの異常をチェックします。また子宮頸部の腫瘍や子宮頸管ポリープの有無などもチェックします。

④細胞診(子宮頸部)

性交渉の経験がある女性の80%以上が50歳までに感染を経験するHPV(ヒトパピローマウイルス)が、子宮頸部の細胞にがん化していないか(子宮頸部がん)をチェックします。

子宮入口の子宮頸部を綿棒などで軽くこすって粘膜細胞を採取します。痛みもなく一瞬で終わります。

子宮頸がんは女性特有のがんとしては、乳がんに次いで罹患率が高く、特に20~30代のがんでは第1位となっています。

⑤経膣超音波(エコー)検査

膣内にプローブという細長い探触子を入れ、跳ね返ってくる超音波を見ながら子宮の状態(子宮と卵巣の大きさや形、周囲との癒着の有無など)をチェックし、子宮頸がんや子宮体がんだけでなく、子宮筋腫の有無、卵巣嚢腫なども一緒にチェックすることができます。

モニター画面に映し出された子宮内部の様子を見ながら子宮や卵巣の状態をご説明します。

⑥診断結果の説明

子宮や卵巣の状態の診断結果をご説明します。一部の検査結果は後日となります。

すべての検査の結果により、精密検査が必要な場合は、後日改めて疑わしい部位の細胞を採取して調べる生検を行います。