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生理痛は誰しもあるもの。
生理痛があれば保険適用(フリウェル、ドロエチ、ルナベル、ヤーズフレックスなど)できるのに、オンラインピルで自費で負担していませんか?
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ルナベルLD、ULD

ルナベルLD

  • 保険が効きます。
  • 月経困難症の治療薬。
  • 子宮内膜症等の痛みが強い方に対して有効です。
  • 黄体ホルモンとして臨床的に長期使用経験のある第一世代ノルエチステロンを使用している。
  • 内容は経口避妊薬のオーソと一緒です。

ルナベルULD

  • 保険が効きます。
  • 月経困難症の治療薬。
  • 子宮内膜症等の痛みが強い方に対して有効です。
  • 黄体ホルモンとして臨床的に長期使用経験のある第一世代ノルエチステロンを使用している。
  • 内容は経口避妊薬のオーソと一緒です。
  • 本邦で最低用量のエチニルエストラジオール含有製剤である。
  • エストロゲンが少ないので、吐き気等の副作用が少ないです。

月経困難症を適応症とするルナベル配合錠は黄体ホルモンとして半世紀を超える使用実績のあるノルエチステロン(NET)、卵胞ホルモンとしてエチニルエストラジオール(EE)を含有するエストロゲン/プロゲスチン製剤です。

EE35μgを含有するルナベル配合錠LDよりもさらに安全性を高める事が期待できる製剤を開発する事は、月経困難症で苦しむ女性にとってより有益と考え、卵胞ホルモン由来の副作用を低減させるべく、EE含有を20μgまで減量した製剤の開発が2009年5月から開始されました。

そして、2013年6月に月経困難症治療薬として「ルナベル配合錠ULD」が承認されました。

フリウェル配合錠LD(ジェネリック)

「フリウェル配合錠LD」は、「ルナベル配合錠LD」のジェネリック医薬品です。

「ルナベル配合錠LD」と同じ、月経困難症の適応を持つ薬剤で、薬剤の特徴および目的は、ルナベル配合錠LDに準じたかたちになります。
後発医薬品ですので、患者様の薬剤費の負担が安く抑えられるというメリットがあります。

フリウェル配合錠ULD(ジェネリック)

「フリウェル配合錠LD」は、「ルナベル配合錠LD」のジェネリック医薬品です。

「ルナベル配合錠LD」と同じ、月経困難症の適応を持つ薬剤で、
薬剤の特徴および目的は、ルナベル配合錠LDに準じたかたちになります。
後発医薬品ですので、患者様の薬剤費の負担が安く抑えられるというメリットがあります。

ヤーズ

  • 保険が効きます。
  • 月経困難症の治療薬。
  • エストロゲンが一番少ないので吐き気や浮腫などの副作用が少ないです。
  • 生体内の黄体ホルモン(プロゲステロン)に近い合成黄体ホルモンを使用しています。

ヤーズ(超低用量ピル)は子宮筋腫など器質性疾患の有無にかかわらず月経困難症の軽減目的で発売され、現在発売されている低用量ピルよりもエストロゲンの量がさらに少ない量となっています。
(既存の低用量ピルのエストロゲン量は0.03~0.04㎎に対し、ヤーズのエストロゲン量は0.02㎎)

また、含まれる黄体ホルモンは日本では初めての合成ホルモンであるドロスピレノン(DRSP)を含み、生体内の自然な黄体ホルモンの働きに近いため副作用が出にくいとされています。
海外では主に避妊薬として認可を受けており、避妊効果もあるのですが、日本ではそれを目的で使用できません。

また、海外ではPMSやにきびの治療薬としても認可されています。

ルナベル・フリウェルとヤーズの違いについて

ルナベル・フリウェルは子宮内膜症に伴う月経困難症および機能性月経困難症の治療薬です。
月経に伴う疼痛を改善され子宮内膜症性のう胞の縮小と、子宮内膜症の血液マーカー(CA125)の低下が認められています。
ルナベル・フリウェルの内容はOC(低用量ピル)『オーソ』と全く同じ成分なので、エストロゲンの量は『ヤーズ』に比べて多いです。

機能性月経困難症の治療には『ヤーズ』『ルナベル・フリウェル』のどちらを選択するかは、ご相談ください。

ドロエチ(ヤーズのジェネリック)

ドロエチ配合錠とは、月経困難症の治療を目的とした、超低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬の1つです。

エストロゲンとプロゲスチンは通常の月経周期で分泌される、女性ホルモン(エストロゲン・
プロゲステロン)と似たような働きをする物質です。
ドロエチ配合錠は1錠中に、エストロゲンのエチニルエストラジオール0.02mgとプロゲスチン
のドロスピレノン3mgを含有していて、月経に伴う痛みなどの症状を改善します。
お薬の成分が入っている錠剤(淡赤錠24錠)と入っていない錠剤(白錠4錠)がシートに入って
います。1日1錠、毎日同じ時間に服用します。

ヤーズフレックス

ヤーズフレックス配合錠は、国内で初めて連続服用が可能となったLEP製剤です。定期的な休薬期間(月経のような出血)がないため、休薬期間に多くみられるホルモン関連症状(骨盤痛、頭痛、腹部膨満感、乳房痛など)の減少が期待できるほか、自由に月経をコントロールすることができます。

ジェミーナ

ジェミーナ配合錠は、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)の2種類の有効成分が配合された、LEP製剤です。

ジェミーナ配合錠のはたらき

  • 排卵を促すホルモン(卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン)の分泌を抑え、卵巣からの排卵を抑制します。
  • もともと体内にある卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌を抑え、子宮内膜の増殖を抑制します。
  • この作用によって、痛みの原因となるプロスタグランジンの産生を抑制します。

その結果、月経困難症の症状を軽減します。

ジェミーナ配合錠の服用方法

ジェミーナ配合錠の服用方法には次の2種類があります。

周期投与法:21日間服用+7日間休薬

  • ジェミーナ配合錠を21日間服用し、7日間休薬するスケジュールを繰り返します。
  • 毎月の7日間の休薬期間に月経のような出血が起こります。

連続投与法:77日間服用+7日間休薬

  • ジェミーナ配合錠を77日間服用し、7日間休薬するスケジュールを繰り返します。
  • 77日間服用後の休薬期間に月経のような出血が起こります。
  • 連続投与法は周期投与法に比べ、休薬期間の回数が少なくなります。

アリッサ

アリッサ配合錠は低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)という種類の月経困難症の治療薬です。
エストロゲンとして、エステトロールという有効成分が含まれています。







気になるピルの疑問【ピルに関するよくある質問】

ピルは排卵をストップし、子宮内膜の増殖を抑える作用があります。
排卵は妊娠を希望するとき以外は必要ないので、ピルで人工的に排卵を止めることは特に問題ありません。むしろ排卵や生理を繰り返すことは女性の身体にとって大きな負担となり、子宮や卵巣の病気の原因にもなることから、ピルの服用で排卵を抑えることは子宮内膜症や卵巣がんをはじめとする婦人科系疾患の予防にも役立つと考えられています。
(現代女性は出産回数が少なく生理期間も長くなるので、子宮への負担が大きいといえます。)

ピルには避妊以外にも女性の強い味方となる以下のような副効果が期待できます。

  • 生理痛・過多月経の緩和
  • 生理不順の改善
  • 月経前症候群(PMS)の緩和
  • 大人ニキビ・多毛改善
  • 更年期症状・プレ更年期の改善
  • 卵巣がん・子宮体がんの予防
  • 月経移動(生理日のコントロール)

ピルを上手く活用することで、女性のQOL向上にも大きく役立ちますが、ピルの普及率は10%台とまだまだ低く、多様なメリットがあるのは分かっていても、ピルを使ってみたいけど不安感がある人も多いのではないでしょうか。

そこでピルに関することで特に気になる関心事をまとめてみました。

こんなときどうする?ピルの飲み忘れ・飲み遅れ・嘔吐した場合の対処法

ピルの飲み忘れ時の対処法は、飲み忘れたタイミングによって異なります。
また、ピルを飲んだ後に嘔吐した場合、嘔吐したタイミングによって体内に吸収される前に失われる可能性があるため、適切な対応が必要です。

ピルの避妊効果が心配な方は超音波検査で子宮内膜の厚さや卵胞発育の有無をチェックし効果が維持されているか診断も可能です。不安な方はおひとりで抱え込まずお気軽にご相談ください。

ピルの何列目を服用しているか、飲み忘れ後の性交渉の有無、今回の飲み忘れ以外で正しく服用できていたか、などの様々な状況により、対処法が異なる場合がありますので、ピルに精通した医療機関をかかりつけにもち、不安があれば必ず相談しましょう。


ピルの副作用(吐き気、頭痛、体重増加、血栓リスク、性欲低下など)


ピルの安全性(長期間使用しても問題ないの?健康への影響(メリット・デメリット)は?)


生理への影響はあるの?(生理周期の安定、経血量の変化、生理痛の軽減)


ピルの避妊効果としてどのくらいの確率で避妊できるの?(成功率・避妊のメカニズム・他の避妊法との比較・避妊効果が落ちる原因)


ピルの服用が将来の妊娠に与える影響は?(ピルをやめた後の妊娠しやすさ・排卵はいつ再開?将来の妊娠に与えるメリット・やめた後に妊娠しづらいケースは?)


他の薬との飲み合わせで注意すべきなのは?(避妊効果が低下する薬・併用注意の薬・サプリとの相性)