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ピル外来 / OC(低用量ピル)外来とは

低用量ピルは、女性ホルモンを少量含む内服薬です。

毎日服用することで排卵を抑え、受精や着床もしにくい状態をつくります。

当院でも、低用量ピルはOC(経口避妊薬)として処方しています。

低用量ピルは、避妊を考える方に役立つ選択肢です。

一方で、「ピル=避妊だけの薬」と考える必要はありません。

月経にまつわる悩みや生活上の負担を見直すきっかけにもなります。

何のために服用したいのかをはっきりさせることで、自費ピルが合うのか、保険診療で相談すべきなのかが見えやすくなります。

OC(低用量ピル)による避妊のしくみ

OC はホルモンのバランスをコントロールすることで、排卵・受精・着床の各ステップで、避妊効果を発揮します。

排卵

OCを飲むと脳は自分の卵巣からエストロゲンやプロゲステロンを分泌しなくてもよいと判断します。 その結果、脳から分泌されるホルモンのFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)が減少するため、卵胞は発育せず、排卵も起こりません。

受精

黄体ホルモンの働きによって、子宮内膜が十分に厚くならず、着床しにくい状態になります。

着床

黄体ホルモンの働きによって、子宮の入り口(頸管)の粘液が濃くなり、子宮内に精子が入りにくくなります。 ※排卵 受精 着床のすべてのステップに作用し、成功率が高いのが経口避妊薬(OC:低用量ピル)です。

排卵した卵子が受精し、子宮内膜に着床すると妊娠します

排卵→受精→着床という妊娠のステップをどこかでブロックするのが避妊です。

低用量ピルの1ヶ月分の相場は?値段を抑える方法

低用量ピル1ヶ月分の費用は、自由診療では1シートあたり2,000円台〜3,000円台前半がひとつの目安です。

当院でも、自費ピルは2,300円〜2,600円(税込)で処方しており、継続中の方のオンライン診療ではピル代+送料500円でご利用いただけます。

低用量ピル1ヶ月分の相場はどれくらい?

低用量ピルの費用は、自由診療では医療機関ごとに異なりますが、一般的には1シート2,000円台〜3,000円前後で考えると分かりやすいです。

当院では、マーベロン28・トリキュラー28が2,600円(税込)、ファボワール28/21とラベルフィーユ28/21が2,300円(税込)です。

当院でかかる費用(保険適用外ピル:自費ピル)の目安

費用を見るときは、薬代だけでなく初診時に何がかかるかまで確認することが大切です。

当院では、低用量ピルの初診相談料が3,200円(税込)です。再診は原則無料ですが、必要に応じて検査費用が別途かかることがあります。

つまり、初回は薬代だけでなく診察にかかる費用も含めて考える必要があります。

第1世代ピル(黄体ホルモン:ノルエチステロン)

第2世代ピル(黄体ホルモン:レボノルゲストレル)

ラベルフィーユ21・28 ※ジェネリック2,300円(税込)/1シート
トリキュラー282,600円(税込)/1シート

第3世代ピル(黄体ホルモン:デソゲストレル)

ファボワール21・28 ※ジェネリック2,300円(税込)/1シート
マーベロン282,600円(税込)/1シート

初診時・再診時の費用

初診時相談料(血圧測定、問診、内服指導料も含む)3,200円(税込)
OC(低用量ピル)代:1シート 2,300円〜2,600円(税込)
初診時に内診を受ける必要はありません。
再診時再診は原則無料ですが、検査等あった際は別途費用がかかります。
OC(低用量ピル)代:1シート 2,300円〜2,600円(税込)

6ヶ月に一度、血液検査(肝機能・腎機能・血算・コレステロール)が必要です。

健康診断・人間ドッグなど受けた方、他の病院などで血液検査をされた方はあらためて受けていただく必要はありません。
検査結果をお持ちになってお越しください。

値段を抑えたいなら「何のために飲むか」を整理する

低用量ピルの費用を抑えたいときは、最初に何のために服用したいのかを整理することが重要です。

避妊目的のOCは自由診療が基本ですが、月経困難症などの治療目的で使うピルは保険診療の対象になる場合があります。

ジェネリックを選ぶと費用を抑えやすい

同じ系統の低用量ピルでも、ジェネリックを選べる場合は費用負担を抑えやすくなります。

当院では、ファボワール28/21、ラベルフィーユ28/21が2,300円(税込)で、マーベロン28やトリキュラー28よりも安い設定です。

継続しやすさを考えるうえでも、価格差は確認しておきたいポイントです。

薬代だけでなく総額で考えることが大切

ピルは1回処方して終わる薬ではなく、継続して服用する薬です。

そのため、薬代だけで比較すると実際の負担を見誤ることがあります。

初診料、再診時の検査、交通費、通院時間まで含めて考えると、「1シートの値段」だけでは判断できません。

一般の婦人科でも、低用量ピルは薬代に加えて初回診察料が別途必要になることが多いです。

継続しやすさを考えるならオンライン診療も選択肢になる

当院では、当院でピルを継続している方を対象にオンライン診療を行っています。

費用はピル代+送料500円です。来院回数を減らせるため、交通費や移動時間まで含めると、結果として負担感を抑えやすくなります。

費用だけでなく、無理なく続けられるかどうかまで含めて選ぶことが大切です。

オンラインでピルを処方してもらう>>

安さだけで決めず、続けられる方法を選ぶことが大切

低用量ピルは、単に「一番安いもの」を選べばよいわけではありません。

継続できなければ、毎月の管理も負担になりやすくなります。

料金、診察の受けやすさ、必要なときに相談できるか、オンライン診療が使えるかまで含めて、自分に合った方法を選ぶことが重要です。

低用量ピルは保険適用される?自由診療との違いと条件

低用量ピルが保険適用になるかどうかは、服用の目的によって決まります。

同じ「ピル」と呼ばれることが多いため混同されやすいのですが、避妊を目的とするピルと、月経困難症や子宮内膜症などの治療を目的とするピルでは、保険の扱いが異なります。

費用だけを見て判断すると、本来は保険診療で相談できる症状があるにもかかわらず、自費診療を前提に考えてしまうことがあります。

まずは、何のために低用量ピルを検討しているのかを整理することが大切です。

避妊目的の低用量ピルは自由診療

避妊を目的として服用する低用量ピルは、自由診療です。

この場合、診察料や薬代は保険適用にならず、全額自己負担となります。

「避妊をしたい」「妊娠を防ぎたい」という目的で低用量ピルを希望する場合は、自費診療で考える必要があります。

そのため、1シートあたりの薬代だけでなく、初診料や必要な検査費用も含めて確認しておくことが重要です。

月経困難症や子宮内膜症の治療目的なら保険適用になる場合がある

一方で、生理痛が強い、月経量が多い、毎月の月経によって学校や仕事に支障が出るといった場合は、治療を目的としてピルを処方することがあります。

このようなケースでは、保険適用の対象となる可能性があります。

治療目的で処方するのは、避妊目的のOCとは区別されるLEP製剤です。

そのため、「ピル=すべて自由診療」ではありません。治療が必要な症状がある場合は、保険診療として相談できる余地があります。

保険適用になるかどうかは医師の判断で決まる

大切なのは、本人が保険適用を希望するだけでは保険診療にはならないという点です。

「自費だと負担が大きい」「できるだけ安くしたい」という理由だけで、保険適用になるわけではありません。

保険診療になるのは、月経困難症や子宮内膜症などの症状があり、医師が治療として必要と判断した場合です。

そのため、受診時には「避妊したい」という希望だけでなく、「生理痛がつらい」「鎮痛薬を毎月飲んでいる」「日常生活に支障がある」といった症状を具体的に伝えることが重要です。

当院では自費ピルと保険診療のピルを分けて判断する

当院では、自費の低用量ピルと、月経困難症に対する保険診療のピルを分けて判断します。

たとえば、生理痛の症状があって月経困難症と診断されれば、ピルも保険適用になります。ジェネリックであれば1シート600円程度の負担で済みます(別途診察料等がかかります)。

一方、避妊目的で服用する低用量ピルは自由診療となるため、費用の考え方も異なります。

同じ「ピルを希望している」という状態でも、診療の入口で目的を整理することで、選ぶべき治療や費用の見方が変わります。

「安くしたい」よりも「何に困っているか」を整理することが大切

低用量ピルを検討する方の中には、「できるだけ費用を抑えたい」と考える方も少なくありません。

ただし、先に整理すべきなのは価格ではなく、今の悩みの中身です。

たとえば、避妊を目的としているのか、生理痛を改善したいのか、月経量の多さやPMSも含めて相談したいのかによって、選ぶべき診療は変わります。

この整理ができると、自費診療が合っているのか、保険診療で相談すべきなのかが見えやすくなり、結果として遠回りを減らせます。

低用量ピルと超低用量ピルの違い

低用量ピルと超低用量ピルの大きな違いは、主に含まれるエストロゲン量です。

一般に、超低用量ピルは低用量ピルよりエストロゲン量をさらに抑えた設計で、月経困難症などの治療目的で使われるLEP製剤として案内されることが多くあります。

PMDAの審査資料でも、超低用量EP配合剤は低用量よりエチニルエストラジオールを減量した製剤として扱われています。

実際の診療では、「どちらが上」というより、目的に応じて選び分ける考え方が大切です。

避妊を主な目的にするのか、月経困難症や子宮内膜症などの治療を優先するのかによって、候補となる薬は変わります。

名称が似ていても役割や保険の扱いが異なるため、ネット上の料金だけで比較せず、症状や希望を踏まえて医師と相談して決めるのが安心です。

低用量ピル(自費ピル)のメリットとデメリット

低用量ピル(自費ピル)は、避妊を目的として服用する場合に選ばれることが多い治療選択肢です。

毎日決まったタイミングで服用することで、妊娠予防に役立ちます。

当院では、初診時に内診は必須ではなく、血圧測定・問診・内服指導を行ったうえで処方可否を判断します。

一方で、自費ピルは「メリットが多いから誰にでも向く」というものではありません。

自由診療で継続費用がかかることに加え、安全に続けるための確認や定期的な検査も必要です。

始める前には、利点と注意点の両方を理解しておくことが重要です。

自費ピルのメリット①計画的に続けやすいこと

自費ピルの大きなメリットは、避妊を目的として計画的に服用しやすいことです。

毎月の月経時期を把握しやすくなり、旅行、試験、仕事、イベントなどの予定も立てやすくなります。

服用目的がはっきりしている方にとっては、日常管理のしやすさにつながります。

また、当院では初診時に内診を必須としていません。

婦人科を初めて受診する方でも相談しやすく、まずは話を聞いてから始めたい方にもつながりやすい流れです。

受診のハードルを下げやすい点は、実際の継続にも役立ちます。

自費ピルのメリット②選択肢を持ちやすいこと

自費診療では、目的や希望に応じてピルの種類を選びやすいことも利点です。

当院でもマーベロン28、トリキュラー28、ファボワール、ラベルフィーユなどを扱っており、継続中の方はオンライン診療の対象にもなります。

来院しながら継続する方法と、条件を満たしたうえでオンラインを活用する方法の両方を持てるため、生活スタイルに合わせやすくなります。

デメリット①自由診療のため費用がかかること

自費ピルのデメリットとしてまず挙げられるのは、毎月の費用が自己負担になることです。

当院では1シート2,300円〜2,600円(税込)、初診相談料は3,200円(税込)です。

継続しやすい価格帯かどうかは、薬代だけでなく、受診頻度や検査費用まで含めて判断する必要があります。

オンライン診療を利用する場合も、費用はゼロにはなりません。

当院では継続中の方を対象に、ピル代に送料500円を加えた形で対応しています。

通院時間を抑えやすい一方で、完全に負担がなくなるわけではないため、総額で考える視点が大切です。

デメリット②定期的な確認と検査が必要なこと

低用量ピルは、始めたらそのまま何年も放置してよい薬ではありません。

当院では、6ヶ月に一度、肝機能・腎機能・血算・コレステロールなどの血液検査が必要です。

健康診断や他院での検査結果があれば持参できますが、安全に続けるための確認は欠かせません。

このような定期確認が必要なのは、低用量ピルに副作用や注意点があるためです。

腹部膨満、乳房の張り、悪心、頭痛、不正出血などがみられることがあり、まれでも血栓症のような重い副作用に注意が必要です。

特に高血圧や喫煙などの危険因子がある場合は、重篤な疾患のリスクが高まるとされています。

低用量ピルは誰にでも同じように合うわけではない

低用量ピルは、誰が飲んでも同じように使いやすい薬ではありません。

既往歴、喫煙の有無、服用中の薬、年齢、体質によっては適さない場合があります。

安全に処方するには、こうした背景を診察で確認することが欠かせません。

そのため、メリットだけを見て始めるのではなく、「自分に合うかどうか」を前提に判断することが大切です。

避妊目的で自費ピルを考えている場合でも、生理痛や月経困難症が強いなら、保険診療の対象になる治療が合う可能性もあります。

費用だけで決めるのではなく、目的・症状・継続しやすさまで含めて整理することが、納得のいく選択につながります。

低用量ピル(自費ピル)の処方までの流れ

低用量ピルの処方は、まず診察で服用目的を確認するところから始まります。

当院では、初診時に血圧測定、問診、内服指導を行い、そのうえで処方を決めます。

初診相談料は3,200円(税込)です。初診時に内診は必須ではありません。

診察では、避妊目的か、生理痛などの症状もあるのか、既往歴はあるか、喫煙しているか、飲み合わせに注意が必要な薬はないかを確認します。

この確認があるからこそ、安全に始めやすくなります。

処方後は、継続の中で体調変化や必要な検査を確認しながら続けていきます。

継続中の方は、条件を満たせばオンライン診療も利用できます。

当院のオンライン診療は、当院でピルを継続している方が対象です。

費用はピル代に送料500円を加えた形です。

低用量ピルの値段を安くする前に必要な状況を見直そう!

低用量ピルの値段を気にする前に、まず見直すべきなのは「今の自分に本当に必要なのは何か」です。

避妊目的なら自費ピルが基本です。

生理痛や月経困難症が主な悩みなら、保険診療の対象になる可能性があります。

ここがずれると、必要以上に高い方法を選んでしまうことがあります。

次に見るべきなのは、薬代だけではありません。

初診料、再診料、検査費用、オンライン利用時の送料、通院のしやすさまで含めて考える必要があります。

当院では自費ピルは1シート2,300円〜2,600円(税込)、継続中の方はオンライン診療も利用できます。

渋谷駅から通いやすく、土日祝も診療しているため、受診計画を立てやすくなります。

安さだけで決めるより、無理なく続けられるかで判断するほうが結果は安定します。

ピルは継続が前提の薬です。

途中でやめてしまうと、費用以上に負担感が大きくなります。

相談のしやすさ、通いやすさ、継続方法まで含めて見直すことが、納得のいく選択につながります。

まとめ

低用量ピルの費用は、自由診療では1シート2,000円台〜3,000円台前半が目安です。

当院では1シート2,300円〜2,600円(税込)、初診相談料は3,200円(税込)です。

避妊目的なら自費、生理痛や月経困難症の治療目的なら保険診療の可能性があります。

ここを正しく整理することが、費用面でも診療面でも遠回りを減らします。

当院では、対面診療だけでなく、継続中の方を対象にオンライン診療も行っています。

渋谷駅から通いやすく、土日祝も診療しているため、来院しやすさと続けやすさの両立を図れます。

低用量ピルを検討しているなら、まずは「避妊目的なのか」「生理痛の治療も必要なのか」を整理してください。

低用量ピルの値段や保険適用にする方法に関するQ&A

Q. 低用量ピルは市販で買えますか?

市販では購入できません。医師の診察を受け、処方を受ける必要があります。

Q. 避妊目的でも保険適用になりますか?

なりません。避妊目的のOCは自由診療です。保険適用になるのは、月経困難症などの治療目的で処方するLEP製剤が中心です。

Q. 保険適用にする方法はありますか?

「保険にしたい」という希望だけでは保険適用になりません。生理痛や月経困難症などの症状があり、治療として必要と医師が判断した場合に保険診療の対象になります。

※一番最近では、2024年12月にアリッサという天然型エストロゲンのピルが発売されました。月経困難症の適応で保険で処方可能です。(1シート約2000円)

体で作られているE4という成分でできているので、負担が少なくピルのデメリットである血栓リスクがほとんどなく、吐き気も出にくいという特徴があります。今までのピルが合わなかった方、ピルは副作用とイメージがあって怖い方、喫煙や肥満や片頭痛がある方で慎重投与の方へ第1選択として推奨します。

Q. オンライン診療だけで続けられますか?

継続中の方で条件を満たす場合は可能です。当院では、当院でピルを継続している方を対象にオンライン診療を行っていますが、より安全に継続していただくために定期的な検査のためご来院いただくこともあります。費用はピル代+送料500円です。

Q. 初診で内診は必要ですか?

必須ではありません。低用量ピルの初診では、まず問診と必要事項の確認を行い、処方可否を判断します。