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中絶手術をお考えの方へ

望まない妊娠をしてしまった場合、人工妊娠中絶という選択肢がありますが、何より大切なことはパートナー同士がよく話し合って最善の結論を出すことです。妊娠12週未満とそれ以降では、人工妊娠中絶手術による心やからだへの負担だけでなく、方法や費用も異なってきます。また、妊娠22週以降は処置をうけることができません。早期の妊娠の確認が必要です。
月経が2週間以上遅れている場合や、ふだんより出血量が少なかったり日数が短かったりした場合は、早めに受診しましょう。

当グループの池袋クリニックでは、妊娠11週までの方を対象に、日帰りで独自の麻酔法と中絶手術法で、痛みを感じにくい無痛人工妊娠中絶手術と負担の軽い人工妊娠中絶手術を心がけております。

人工妊娠中絶手術は、どこでもできるものではありません。母体保護法に基づいて、都道府県の指定する医師が行うものと規定されています。
池袋クリニックでは、母体保護法指定医が中絶手術を担当しております。
土曜・日曜・祝日も渋谷文化村通りレディスクリニックのでは術前診察を行っておりますので、お一人で抱え込まずご相談ください。

人工妊娠中絶手術を決められる期間は

妊娠したことに気がついた後、いつまでに人工妊娠中絶をすれば、母体に大きな影響なく中絶をすることができるかをお話しします。
人工妊娠中絶の場合、最低でも12週間未満の期間内で中絶の手術(初期中絶)を受ける必要があります。中絶には初期中絶と中期中絶がありますが、当院で行っているのは12週未満の初期の中絶のみです。妊娠の期間は最終生理日からも数えられます。そこから妊娠に気がつくまでには約4〜5週間ほどです。妊娠がわかった時点で、なるべく早めに人工妊娠中絶をするかを決めましょう。

また、妊娠したことを伝えるのが遅れれば遅れるほど中絶するかを決める時間がなくなり、中絶手術が受けられなくなってしまう可能性もあります。妊娠の可能性があると感じたら、すぐに妊娠をしているか確認をし、子供を産むか、中絶をするのかを話し合うことが必要です。12週間を越えた場合は、死産届けを提出しなければならないというのも覚えておきましょう。
妊娠中絶の手術時間は5~11週の間であれば約10分~15分ほどで終わり、来院から帰宅までは最短で3〜4時間ほどが目安になります。

  • 妊娠の可能性があると感じたら、すぐに妊娠をしているかを確認をし、子供を産むか、中絶をするのかを話し合うことが必要です。
    12週を超えた場合は、死産届を提出しなければならないというのも覚えておきましょう。

人工妊娠中絶手術の方法について

人工妊娠中絶手術の方法は、2通りあります。
ひとつは掻把(ソウハ)法という中絶手術の方法で子宮内の内容物をスプーンのような医療器具で掻き出すものです。これは、手作業で行うので時間もかかり、出血量も増えやすく、子宮内膜へのダメージも大きくなりやすいリスクがあります。
もうひとつは、当院で行っている吸引法という方法で吸引器という掃除機のような医療器具によって子宮内の内容物を吸引して取り出すものです。これは吸引圧によって内容物を吸い出すので、時間が短時間で済み、出血も少なく、子宮内膜へのダメージも少なく出来るWHO(世界保健機関)でも推奨されている方法です。

現在の吸引器は様々な改良がなされ、吸引管に減圧弁を付け、減圧弁から吸引口までの減圧空気管を付けた二重構造のため確実に吸引出来、以前危惧された逆流に伴う血液・付着物による感染リスクはなくなりました。
また、当グループでは、中絶手術前の診察で様々な性感染症(クラミジア、HIV、B型肝炎、C型肝炎、梅毒)や血液検査などを漏らさずチェックし対応しているので安心です

  • 中絶手術の方法は、搔爬(ソウハ)法と吸引法の2通りあります。
    当院では、吸引法という方法で吸引機という掃除機のような医療器具によって子宮内の内容物を吸引して取り出すものです。
    中絶の手術は5〜11週の期間であれば概ね10分〜15分程度で終わります。
  • 中絶手術で痛みを感じるのは、子宮頸管を広げる術前処置を行う場合です。
    当グループの中絶手術は痛みを感じにくく、点滴の麻酔で眠っている間に終了することができます。

中絶手術の吸引法とは

中絶手術の吸引法とは、機械で陰圧をかけて筒状になった金属棒を子宮の中に入れて手動または電動で吸引をかけることで子宮の中の胎児や胎盤を吸い取る方法です。
WHOは安全性を認めており中絶の手術方法として推奨しています。
日本では、胞状奇胎など特殊な症例の時に用いられることが多い手術方法です。
どこの病院で受けても技術に差はなく安全性が安定していると言えます。手術時間は短く、出血量も少なくて済むので、母体への負担が小さく済みます。池袋クリニックでも吸引法を採用しています。

吸引法によるメリットとデメリット

メリット

  • 技術に差はなく安全性が安定している。危険性が少ない。
  • 短時間で手術を終えることができるため、母体に与える負担が少ない。

デメリット

  • 国内では施術例が少ないために、技術をもった医師が少なく、術後のケアを受けられる病院が限られてくる。

中絶手術の掻爬(ソウハ)法とは

中絶手術のソウハ法とは現在の日本での手術のうち8割程度がこの方法で用いられている手術です。
だいたい妊娠11週ぐらいまでの手術に行う妊娠初期中絶の手術です。
あらかじめ子宮口を開いてある状態でスプーン状の器具や鉗子を用いて胎児と胎盤を除去します。
手術にかかる時間が吸引法と比べ、長時間になりやすく出血も多くなりやすい点がありますが、掻把(ソウハ)法に慣れている医師が多いので、現在も中心に選択される手術法です。

掻爬(ソウハ)法によるメリットとデメリット

メリット

  • 大学病院で最初に習う方法であり、手の感覚で子宮内の状態を把握しやすい。

デメリット

  • 医師の技術が不足している場合に、母体を傷つけ、深刻な事故が起こる可能性が高い点が指摘されている。
  • 手術時間がかかることで、子宮内に炎症が起こりやすくなったり、出血量が多くなりやすい点が危惧されます。

中絶手術のポイント【無痛|吸引法|ピルの徹底|術前検査】

痛みに配慮

人工妊娠中絶手術で痛みを感じるのは、子宮頸管を広げる術前処置が原因です。そのため当院では、術前処置は行いません。これにより当院の人工妊娠中絶手術は痛みを感じにくく、麻酔で眠っている間に手術を終えることができます。

独自の麻酔法で副作用が出にくい

池袋クリニックでは麻酔による呼吸抑制が起こりにくくするために、2種類の麻酔薬を併用しています。これにより痛みをより感じにくく、結果的に麻酔用量を減らせるので呼吸抑制が起こりにくくなり、安全に中絶手術が行えます。

子宮内膜に傷をつけにくい吸引法

日本で行われている中絶手術の術式は、「吸引法」と「掻爬(ソウハ)法」があります。 吸引法はWHO(世界保健機関)で初期中絶手術の世界標準として推奨されておりますが、日本では「吸引法」の普及率が高くありません。 中絶手術に際しては母体を考えた術式の選択も大切だと考え、池袋クリニックは吸引法を採用しています。

ピルにより月経周期と子宮回復を促します

手術後により崩れているホルモンバランスを、人工的に月経周期へ回復させるため、手術後1週間以内の低用量ピル服用は女性の体にとってとても重要です。 低用量ピルにより、早く子宮内膜も回復しやすくなるという点がとても大切で、3ヶ月目以降は避妊目的の方はもちろん、ライフスタイルに合わせて継続服用されることをおすすめいたします。

感染症等の術前検査を徹底して行います

当院では下記の手術前検査を9,900円で行います。※初診料なども含みます

安心・安全な手術は徹底した事前準備(術前検査)があってこそです。徹底した術前検査を行っている当院であれば安心です。

感染症検査

例えば、クラミジアに感染している状態で中絶手術をした場合、中絶手術後に早い段階で治療をしないと腹膜炎にまでなってしまう可能性があります。様々な可能性を考えてしっかり感染症チェックします。

貧血検査/血液型検査

手術中の出血量が多かった場合に、さらに貧血が悪化する可能性もあるため、手術前に貧血の度合いが手術を受けるにあたって問題ない状態かをチェックします。 Rh(-)の方は、グロブリン注射をします(税込22,500円)。グロブリン注射は、抗D抗体ができることを予防して、次の子供への影響を予防します(胎児貧血や新生児溶血性疾患などが起こる可能性があったり、重症化すると胎児死亡に繋がることもあるので、今後の妊娠に備えてしっかり対処することがとても重要です)。

超音波検査

超音波検査では、妊娠週数の確認をします。当院で中絶手術を行えるのが11週6日まで(初期)の期間のため、週数の確認はとても大事になります。 また、週数により手術費用が決まります。週数の確認以外にも、正常な妊娠かどうかをしっかりとチェックします。

毎月お寺にて水子供養をしています

中絶手術によって残念ながら誕生することが出来なかった胎児へのお悔やみの気持ちと、毎月安全に中絶手術が出来ていることへの感謝を、当グループでは理事長自らが参拝しております。毎月お寺にて、水子供養をしております。

中絶手術前の注意事項

食事制限について

誤嚥防止(安全な手術の実施)のため、下記事項を必ずお守りください。
※お守り頂けない場合、手術は出来ませんのでご注意ください。

  • 前日夜の食事は出来るだけ早い時間に済ませ、油もの、消化の悪いものはなるべくお控えください。
  • 手術時間の8時間前から絶食絶飲となります。

※ただし、手術の2時間前までは、無糖のお茶もしくはお水のみ飲むことが出来ます。

中絶手術後の注意事項

次回の術後検診が終わるまでは、以下の注意事項を必ずお守りください。

  • シャワーは当日から大丈夫です。仕事や外出、軽い家事などの日常生活は、無理のない程度に今まで同様に生活していただけます。体調が良くない場合は、無理せず休養をとってください。
  • 手術後の出血の量は、人によって非常に個人差があります。手術直後から全くない方、手術直後がなくて、数日経ってから急に出血が見られる方、最初から出血が多い方など様々です。また、血の塊のようなものが出てくる場合もあります。出血は10~14日前後で止まってきます。
  • 感染予防のため、タンポンの使用は控えてください。
  • 手術後、頭痛、めまい、肩こり、下腹のはり、気分の不安定等の症状が出やすいので、無理をなさらないようにしてください。
  • 性交渉は2週間は避けてください。その後もまだ感染しやすい状況が続きますので、必ずコンドームを使用してください。手術後、生理がまだきていなくても妊娠する可能性はありますので、低用量ピルでの避妊が必要です。
  • 出血や下腹部痛がひどいときには、再度来院していただく場合もあります。ご心配な点がありましたら、クリニックまでご連絡ください。

初期中絶手術に伴う合併症

遺残

慎重に手術をしても、時に少量の妊娠内容物、子宮内膜、血液が残ることがあります。多くの場合には自然に出てきますが、時に手術後も出血が続いたり、あるいは腹痛、発熱などの症状が出ることがあります。我慢できない様な下腹部痛や38.0度を超える発熱があった場合でも、子宮内に溜まった血液が出れば自然に回復しますが、どうしても辛い場合にはご相談ください。

子宮収縮不全

妊娠した場合、子宮は次第に大きくなりますが、手術後には再び元の大きさに戻ります。しかし、時には子宮の収縮が悪くて出血が続く場合があります。低用量ピルを服用していただき経過観察をしますが、改善しない場合は、再び子宮頚管を拡張して溜まった子宮内容物(子宮内膜、血液、凝血など)を出す場合があります。

子宮の穿孔・腸管損傷

手術では慎重に処置を行いますが、妊娠している子宮は柔らかくなっているため子宮壁にもろい場所があると手術器具により穿孔を起こすことがあります。また、それにより腸管に損傷を起こす可能性もあります。この場合には、高次医療機関に紹介をする可能性があります。

頚管裂傷

初めての妊娠や、分娩の時に頸管裂傷の既往がある方は、頚管が硬かったりもろかったりすることがあるので、今回の手術で頚管に裂傷を引き起こす可能性があります。

子宮内癒着(アッシャーマン症候群)

手術操作により、手術後子宮内炎症などの影響で子宮内腔が癒着し無月経や不妊症の要因になる事があります。主に、掻把法による手術によって起こると考えられておりますが、当院で施行している吸引法でも起こりうる可能性はあります。その場合は、癒着除去手術や子宮内リング挿入などの追加処置が必要になる事があります。

静脈麻酔/局所麻酔のトラブル

気管支喘息の方は、麻酔で無呼吸になることがあり注意が必要です。安全に手術を行えるかは医師の判断になりますが、吸入薬を手術当日にご持参頂くなどの準備が必要になります。また、既往症がなくても、たまたま麻酔薬にアレルギーをもっていると、ショックになる可能性があります。

中絶手術による妊娠・不妊症への影響

中絶手術を受けると必ず不妊症になりやすい身体になってしまう・・・というわけではありません。
中絶の際には、子宮内部に傷がつく可能性はないとは言えませんが、正しい処置方法で中絶手術が行われていれば不妊症になる可能性は低いのです。

中絶手術は我が国では母体保護法により女性が選択できる権利であるにもかかわらず、中絶は良くないという固定概念や偏見のため不妊を連想させるような話をする医師が日本にいたことは否めません。
大事なことは二度と同じ過ちを繰り返さないことであり、そのための適切な選択をアドバイスをすることが医療機関において重大な責任のひとつであると考えています。

したがって、必ず中絶手術後は低用量ピルの服用を開始することが重要です。つまり、手術後1週間以内から必ず低用量ピルの服用を開始するように指導してくれる医療機関をきちんと選ぶことが大事なのです。当院は中絶手術後の低用量ピルの服用を徹底しております。

中絶手術は母体にとって大きな負担であることには変わりありませんので、安全で技術のある信頼できる医師および医療機関において手術してもらうことが大切です。そして決して無駄な経験にならないように必ずその後の避妊も含めたケアもしてもらえる医療機関を選びましょう。当グループでは手術の安全性の高さだけではなく、術後のケアにも自信をもって対応させて頂いております。

中絶と流産の違い

“中絶”と“流産”を同じように考えている方もいるのではないでしょうか。その違いについて説明します。

中絶とは

出産を希望しないと決めた妊婦さんに対して、母体保護法で定められている場合に限り、本人及び配偶者(パートナー)の同意を得て、母体保護法指定医が行う手術が人工妊娠中絶手術です。(当院で行えるのは、11週6日目までの期間です)

流産とは

妊婦さんが出産を希望しているのに(妊娠継続意思にかかわらず)、21週6日目までに胎児が育たずにお亡くなりになることをいいます。
※胎児が母体の外で生存できるとされた状態まで成長した妊娠22週目以降で、お亡くなりになった状態で娩出されることを「死産」といいます。

人工妊娠中絶に必要な書類(同意書等)

人工妊娠中絶の手術をうけるためには、ご本人とお相手の同意が必要です。お互いが納得した上で同意書にサインをして提出していただきます。
ご本人、お相手が未成年の場合は、ご本人およびお相手の保護者の同意書も必要となります。

また、ご本人確認のために、身分証明ができるものをお持ちください(健康保険証、マイナンバーカード、パスポートなど)

外国人の方へ

当グループでは、日本語のご理解が難しい患者さんに関しては、手術における安全性を確保するためのご説明が難しいため、手術ができません。
通訳の方がいらっしゃっても、ご本人に医療の内容を正確にお伝え頂くことが難しいことなどから、手術を受ける患者様本人が、日本語のご理解が難しい場合、手術をお受けできませんのでご了承ください。

【English】 The patient for whom understanding of a Japanese word is difficult can’t perform an operation because the explanation of safe purpose of an operation is difficult.
When the understanding by which the person himself who has an operation is Japanese is difficult because it’s difficult to hand the medical contents down to the person himself correctly even if there is an interpreter, you can’t perform an operation.

【中文】 日本的言词的理解难的患者,因为为了手术的安全的说明难,手术不能。
需要也翻译,因为正确地告诉本人医疗的内容的难,接受手术的本人,日语的理解难的情况,手术不能。

【한국어】 일본어의 말 이해가 어려운 환자는, 수술의 안전 위한 설명이 어렵기 때문, 수술을 할 수 없습니다.
,통역이 있어도, 본인에게 의료의 내용을 정확하게 전하는 것이 어렵기 때문, 수술을 받는 본인이, 일본어의 이해가 어려울 경우, 수술은 할 수 없습니다.

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中絶手術前診察はご予約いただくとスムーズです
(予約無しでもOK)

※発熱や風邪症状(せき・のどの痛み・くしゃみ・倦怠感等)がある方は、事前に新型コロナコールセンターや保健所等の相談窓口にご相談ください。また、来院時37.5℃以上ある場合には診察ができない可能性もありますので予めご了承ください。

当日の都合に合わせて来院したい

基本的には予約制ですが、ご予約がなくても大丈夫です。
ご自身の当日のご都合に合わせて受付時間内にご来院ください。(※ご予約の方優先になりますので、診察までに時間がかかってしまう場合がございます。ご了承下さい)

池袋クリニックと連携を行っています。

池袋クリニックにて人工妊娠中絶の手術をお受けいただきます。
ただし、当院より池袋クリニックへご予約可能な枠が限られていることから、ご希望の日時でご予約ができない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

アクセス・交通案内

新宿・池袋と並び三大副都心である渋谷。東京都(都内)屈指のターミナル駅である渋谷駅から近くとても便利です。埼玉県や神奈川県、千葉県からのアクセスも良好です。

〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町32-7 HULIC&NEW UDAGAWA 7F

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