生理こないのはなぜ?妊娠の可能性・考えられる原因・受診の目安まで医師が解説

「生理こないけど大丈夫?」「何日遅れたら病院に行くべき?」
そんな不安を抱えていませんか。

生理が来ない原因は、妊娠だけでなく、ストレスやホルモンバランスの乱れ、生活習慣の変化、疾患などさまざまです。

一時的な遅れであれば心配のない場合もありますが、放置することで将来の妊娠や体の健康に影響することもあります。

この記事では、
✔ 生理が来ない主な原因
✔ 妊娠の可能性の見分け方
✔ 何日遅れたら婦人科に行くべきか
✔ 病院で行う検査と治療法
をわかりやすく解説します。

不安を一人で抱えず、まずは正しい情報を知ることから始めましょう。

目次

そもそも生理の仕組みは?

生理(月経)は、妊娠に備えて厚くなった子宮内膜が、妊娠しなかった場合に体外へ排出される現象です。

通常は約25~38日周期で繰り返されます。

生理は単なる「出血」ではなく、脳・卵巣・子宮が連携して起こる、非常に精密なホルモンの働きによってコントロールされています。

生理周期は4つの段階に分かれます

① 月経期(生理中)

妊娠が成立しなかった場合、厚くなった子宮内膜がはがれ落ち、出血として体外へ排出されます。

通常は3~7日程度続きます。

② 卵胞期(排卵の準備期間)

脳から分泌されるホルモンの指令により、卵巣内で卵胞が育ち始めます。

この時期に分泌が増えるのがエストロゲン(卵胞ホルモン)です。

エストロゲンの働き:

  • 子宮内膜を厚くする
  • 排卵の準備を整える
  • 肌や気分に影響を与える

③ 排卵期

成熟した卵胞から卵子が放出されるのが排卵です。

通常、生理開始から約2週間前後で起こります。

排卵は、脳から分泌されるLH(黄体形成ホルモン)の急激な増加によって引き起こされます。

この排卵が起きないと、生理は正常に来ません。

④ 黄体期(妊娠準備期間)

排卵後、卵胞は「黄体」となり、プロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌します。

プロゲステロンの働き:

  • 子宮内膜を妊娠に適した状態に保つ
  • 体温を上げる
  • 妊娠を維持する準備をする

妊娠しなかった場合、プロゲステロンが減少し、再び月経が始まります。

生理は「脳・卵巣・子宮」の連携で起こる

生理は以下の流れでコントロールされています。

  • 脳(視床下部・下垂体)がホルモンを分泌
  • 卵巣が刺激され、女性ホルモンを分泌
  • 子宮内膜が厚くなる
  • 妊娠しなければ生理が起こる

この仕組みを「視床下部‐下垂体‐卵巣系(HPO軸)」と呼びます。

どこか一つでもバランスが崩れると、生理が遅れたり、止まったりすることがあります。

「生理が遅れる」はどんな症状ですか?

一般的に、生理予定日から1週間以上遅れている状態を「生理が遅れている」と感じる方が多いです。

ただし、生理周期には個人差があり、「何日遅れたら異常」と一律に決められるものではありません。

大切なのは“いつもの自分の周期と比べてどうか”です。

生理が遅れている可能性がある目安

以下に当てはまる場合は、何らかの原因で周期が乱れている可能性があります。

  • いつもの周期より7日以上遅れている
  • 生理開始から40日以上経っている
  • 毎回周期がバラバラで安定しない
  • ここ数ヶ月で急に周期が乱れ始めた

とくに、もともと規則的だった方が急に乱れた場合は注意が必要です。

「遅れ」と「無月経」の違い

■ 生理が遅れている状態
周期は来ているが、いつもより数日~2週間ほど遅れている状態。

■ 無月経(むげっけい)
3ヶ月以上生理が来ない状態を指します。
無月経は医学的に治療が必要になるケースが多く、放置はおすすめできません。

生理が遅れているときに見られる症状

生理が遅れているとき、以下のような症状を伴うことがあります。

  • 下腹部の違和感
  • 胸の張り
  • 眠気やだるさ
  • イライラ・気分の落ち込み
  • 不正出血
  • おりものの変化

これらはホルモンバランスの変化によって起こることが多いです。

一時的な遅れはよくあること?

はい、数日程度の遅れは珍しくありません。

例えば:

  • 試験や仕事の強いストレス
  • 引っ越しや環境の変化
  • 睡眠不足
  • 旅行など生活リズムの乱れ

こうした一時的な要因で排卵がずれ、生理が遅れることがあります。

ただし、毎回遅れる・周期が長くなる傾向がある場合は、排卵が起きていない可能性もあります。

妊娠との見分け方は?

生理が遅れる原因として最も多いのが妊娠です。

以下のような症状がある場合は、妊娠の可能性も考えましょう。

  • 性交渉の心当たりがある
  • 微熱が続く
  • 強い眠気
  • 吐き気や胃のむかつき
  • いつもと違う胸の張り

妊娠検査薬は、生理予定日から1週間後以降の使用が推奨されています。

生理が止まる主な要因

生理が来ない原因はひとつではありません。

一時的な体調の変化から、治療が必要な病気までさまざまです。

ここでは、主な原因をわかりやすく解説します。

妊娠

生理が止まる最も多い原因が妊娠です。

妊娠すると、子宮内膜を維持するためにホルモン(hCGなど)が分泌され、生理は起こりません。

妊娠の可能性があるケース

  • 性交渉の心当たりがある
  • 生理予定日から1週間以上遅れている
  • 微熱・胸の張り・眠気などがある

妊娠かどうかは自己判断せず、検査で確認することが大切です。

強いストレス

精神的ストレスは、脳の「視床下部」に直接影響します。

視床下部は生理周期をコントロールする司令塔です。

強いストレスがかかると、排卵が止まり、生理が来なくなることがあります。

ストレス要因の例

  • 仕事や試験のプレッシャー
  • 人間関係の悩み
  • 引っ越しなどの環境変化

20〜30代女性では非常に多い原因です。

急激な体重変化(ダイエット・過食)

急激な体重減少や過度なダイエットは、体が「妊娠できる状態ではない」と判断し、排卵を止めることがあります。

体脂肪率が極端に低くなると、女性ホルモンの分泌が減少します。

注意すべきケース

  • 短期間で5kg以上減量
  • BMI18未満
  • 食事制限が極端

過食や体重の急増もホルモンバランスを乱します。

睡眠不足・生活リズムの乱れ

夜更かしや不規則な生活は、自律神経を乱し、ホルモン分泌に影響します。

特に、

  • 夜勤
  • 生活リズムの急な変化
  • 慢性的な睡眠不足

は、生理周期を不安定にしやすい要因です。

過度な運動

激しい運動を続けると、体はエネルギーを節約しようとします。

その結果、排卵が止まることがあります。

アスリートや長時間トレーニングを行う方に見られる「運動性無月経」はその一例です。

ホルモン異常

脳や卵巣から分泌されるホルモンのバランスが崩れると、生理が止まることがあります。

代表的な例

  • 高プロラクチン血症
  • 黄体機能不全
  • 排卵障害

血液検査で確認できます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

PCOSは、排卵が起こりにくくなる疾患です。

主な特徴

  • 生理周期が長い(40日以上)
  • 生理が数ヶ月来ない
  • にきびや体毛の増加

20〜30代に多く見られ、適切な治療が必要です。

甲状腺の異常

甲状腺ホルモンは代謝だけでなく、生理周期にも関わっています。

  • 甲状腺機能亢進症
  • 甲状腺機能低下症

いずれも生理不順や無月経の原因になることがあります。

血液検査で確認可能です。

更年期の始まり

40代前後になると、卵巣機能が徐々に低下し、生理が不規則になることがあります。

伴いやすい症状

  • のぼせ
  • 発汗
  • 気分の落ち込み

早発閉経(40歳未満)もあるため、注意が必要です。

20〜30代に多い原因とは?

若い世代では、

  • ストレス
  • 生活習慣の乱れ
  • ダイエット
  • PCOS

が特に多く見られます。

一時的な遅れで済むこともありますが、繰り返す場合は体からのサインと考えましょう。

生理が遅れる原因が妊娠の可能性の場合

生理が来ない理由として、最も多いのが妊娠です。

排卵後に受精・着床が起こると、子宮内膜は維持され、生理は止まります。

「もしかして妊娠?」と不安に感じたら、まずは可能性を整理しましょう。

妊娠すると体の中で何が起きている?

妊娠が成立すると、体内では以下の変化が起こります。

  • 受精卵が子宮内膜に着床
  • hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌
  • 黄体ホルモン(プロゲステロン)が維持される
  • 子宮内膜がはがれず、生理が起こらない

つまり、生理が来ないのは「異常」ではなく、妊娠を維持するための正常な反応です。

妊娠の可能性があるサイン

以下のような症状がある場合は、妊娠の可能性を考えます。

  • 生理が1週間以上遅れている
  • 性交渉の心当たりがある
  • 胸の張りや乳首の敏感さ
  • 軽い吐き気(つわりの初期症状)
  • 強い眠気やだるさ
  • 微熱が続く
  • 下腹部のチクチクする痛み
  • 少量の出血(着床出血)

ただし、これらはホルモン変化による症状であり、生理前症状(PMS)と似ているため自己判断は難しいことが多いです。

妊娠検査薬はいつ使うべき?

市販の妊娠検査薬は、尿中のhCGを検出します。

使用タイミングの目安

  • 生理予定日から1週間後以降

この時期であれば、精度は99%程度とされています。

早すぎるタイミングで検査すると、妊娠していても陰性になることがあります。

検査薬が陰性でも妊娠していることはある?

はい、以下のケースでは陰性でも妊娠している可能性があります。

  • 検査時期が早すぎた
  • 排卵が遅れていた
  • 尿が薄かった
  • 異所性妊娠

「陰性=絶対に妊娠していない」とは限りません。

注意が必要なケース(すぐ受診を)

以下の症状がある場合は、早めの受診が必要です。

  • 強い下腹部痛
  • 片側だけの腹痛
  • めまい・ふらつき
  • 不正出血
  • 冷や汗

これらは異所性妊娠の可能性があり、放置すると危険な状態になることがあります。

生理不順について

生理不順とは、生理周期や出血の状態が安定せず、一定のリズムで来ない状態を指します。

正常な生理周期は25~38日とされており、多少のズレは問題ありません。

しかし、その範囲を大きく外れる場合や、周期が毎回大きく変動する場合は注意が必要です。

生理不順の医学的な目安

以下に当てはまる場合、生理不順の可能性があります。

  • 周期が25日未満(頻発月経)
  • 周期が38日以上(稀発月経)
  • 3ヶ月以上生理が来ない(無月経)
  • 毎回周期がバラバラで安定しない
  • 出血量が極端に多い・少ない

「毎回ほぼ同じ周期」で来ていれば正常範囲内です。

生理不順の主な原因

生理不順はホルモンバランスの乱れによって起こります。

■ ホルモンの乱れ

  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 生活習慣の乱れ

■ 排卵障害

  • 排卵が起きていない
  • 排卵が不規則

■ 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

  • 20~30代に多い
  • 生理周期が長くなる傾向

■ 甲状腺機能異常

  • ホルモン分泌異常により周期が乱れる

■ 体重変動

  • 過度なダイエット
  • 急激な体重増加

若い世代では、ストレスや生活習慣の影響が多く見られます。

生理不順を放置するとどうなる?

「若いからそのうち戻る」と思って放置してしまう方も少なくありません。

しかし、生理不順を放置すると次のようなリスクがあります。

  • 排卵が起きない状態が続く
  • 不妊の原因になる
  • 子宮内膜が厚くなりすぎる
  • ホルモンバランスが慢性的に乱れる

特に排卵がない状態が長く続くと、将来の妊娠に影響することがあります。

将来の妊娠との関係

生理不順=必ず不妊、というわけではありません。

しかし、排卵が安定していない場合、妊娠しにくくなることがあります。

特に次のような方は早めの相談をおすすめします。

  • 結婚や妊娠を将来希望している
  • 生理が2〜3ヶ月に1回しか来ない
  • 以前より周期が長くなっている

早期に原因を把握し、適切な治療を行うことで、妊娠しやすい状態を整えることができます。

生理不順は改善できる?

多くの場合、原因に応じた治療で改善が可能です。

  • ホルモン療法
  • 低用量ピルの処方
  • 生活習慣の見直し
  • ストレスケア
  • 基礎疾患の治療

自己判断で放置せず、まずは原因を確認することが重要です。

放置して大丈夫?生理が来ないことによるリスク

生理が来ない状態が一時的であれば、強い問題にならないこともあります。

しかし、長期間続く場合は、体にさまざまな影響が出る可能性があります。

特に3ヶ月以上生理が来ない「無月経」は、医療的な評価が必要な状態です。

子宮内膜が厚くなりすぎる(子宮内膜増殖)

排卵が起きていない状態では、ホルモンバランスが崩れ、子宮内膜が剥がれ落ちずに厚くなり続けることがあります。

この状態が続くと:

  • 不正出血が起こる
  • 子宮内膜増殖症のリスクが高まる
  • 将来的に子宮内膜がんのリスクが上がる可能性

といった問題につながることがあります。

定期的に生理が来ることは、子宮をリセットする役割も担っています。

排卵が止まり、不妊の原因になる

生理が来ない=排卵が起きていない可能性があります。

排卵が長期間止まると:

  • 妊娠しにくい状態が続く
  • 卵巣機能が低下する
  • 将来の妊娠計画に影響する

特に、妊娠を将来的に希望している方は、早めに排卵状態を確認しておくことが重要です。

ホルモンバランスの慢性的な乱れ

無月経が続くと、女性ホルモンの分泌が低下します。

女性ホルモンは、生理だけでなく以下にも関係しています。

  • 自律神経の安定
  • 肌や髪の健康
  • 気分の安定
  • 血管の健康

ホルモンが不足した状態が続くと、体全体のバランスが崩れてしまうことがあります。

骨密度の低下(将来の骨粗しょう症リスク)

エストロゲン(女性ホルモン)は骨を守る働きをしています。

無月経が長期間続き、エストロゲンが不足すると、

  • 骨密度が低下
  • 将来的な骨粗しょう症リスク増加

若い世代でも、長期の無月経が続くと骨に影響が出ることがあります。

背景にある病気の進行

生理が来ない原因の中には、治療が必要な疾患が隠れていることがあります。

例:

  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 甲状腺機能異常
  • 高プロラクチン血症
  • 早発閉経

放置することで、症状が進行する可能性もあります。

3ヶ月以上来ない場合は必ず受診を

医学的には、3ヶ月以上生理が来ない状態は「続発性無月経」と呼ばれます。

この状態は自然に改善することもありますが、原因を確認せずに放置することはおすすめできません。

以下のような場合は早めの受診を検討してください。

  • 3ヶ月以上生理が来ない
  • 強い腹痛がある
  • 不正出血がある
  • 体重の急激な変化があった
  • 将来妊娠を希望している

どのくらい生理が来なかったら婦人科に行くべき?

「何日遅れたら受診すべき?」
これは非常に多いご質問です。

結論から言うと、“いつもの自分と違う”と感じた時点で相談して問題ありません。

ただし、医学的な目安もあります。

① 生理予定日から1週間以上遅れている場合

妊娠の可能性が少しでもある場合は、生理予定日から1週間を目安に確認をおすすめします。

こんな場合は特に注意

  • 性交渉の心当たりがある
  • 胸の張りや吐き気がある
  • 市販検査薬で陽性が出た
  • 検査薬が陰性でも生理が来ない

妊娠の有無は早めに確認することで、今後の選択肢を冷静に考えることができます。

② 40日以上生理が来ていない場合

通常の生理周期は25~38日です。

40日以上空いている場合は、排卵が起きていない可能性があります。

考えられる原因

  • ストレス
  • ホルモンバランスの乱れ
  • PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)

繰り返す場合は、一度検査で確認することをおすすめします。

③ 3ヶ月以上生理がない場合(無月経)

医学的には、3ヶ月以上生理が来ない状態を続発性無月経と呼びます。

この状態は自然に様子を見るよりも、原因を調べることが推奨されます。

放置すると:

  • 子宮内膜が厚くなる
  • 不妊につながる
  • ホルモン低下による骨密度低下

などのリスクがあります。

④ 強い腹痛・不正出血がある場合

次の症状がある場合は、早めの受診が必要です。

  • 片側だけの強い腹痛
  • 動けないほどの痛み
  • 大量出血
  • めまい・冷や汗

これらは、異所性妊娠や卵巣トラブルなど、緊急性のある疾患の可能性があります。

⑤ 生理不順が続いている場合

「毎回周期がバラバラ」
「2〜3ヶ月に1回しか来ない」

こうした状態が続く場合も、早めの相談が安心です。

将来的に妊娠を希望している方は、排卵が安定しているかどうかの確認が重要です。

生理が来ない時に婦人科で行う検査

生理が来ない原因を特定するために、婦人科ではいくつかの検査を行います。

検査内容は症状や状況に応じて選択され、必要以上の検査を行うことはありません。

多くの場合、診察から検査まで短時間で終了します。

① 問診(まず最初に行うこと)

検査の前に、医師が以下の内容を確認します。

  • 最終月経日
  • 生理周期の特徴
  • 性交渉の有無
  • 妊娠の可能性
  • 体重変化
  • ストレスや生活習慣の変化
  • 服用中の薬

この情報だけでも、ある程度原因の方向性が見えてきます。

② 妊娠検査

最も優先されるのが妊娠の確認です。

方法

  • 尿検査
  • 必要に応じて血液検査(hCG測定)

市販検査薬よりも早期・正確に判断できる場合があります。

③ 超音波検査(エコー)

経腟超音波または腹部エコーで、子宮や卵巣の状態を確認します。

確認できること

  • 妊娠の有無(胎嚢の確認)
  • 子宮内膜の厚さ
  • 卵巣の状態
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の有無
  • 子宮筋腫や嚢胞の有無

検査は数分で終わることがほとんどです。

※不安がある場合は事前に相談できます。

④ 血液検査(ホルモン値)

ホルモンバランスを数値で確認します。

主に調べる項目

  • FSH(卵胞刺激ホルモン)
  • LH(黄体形成ホルモン)
  • エストロゲン
  • プロゲステロン
  • プロラクチン

これにより、

  • 排卵が起きているか
  • 卵巣機能が低下していないか
  • ホルモン異常がないか

を判断します。

⑤ 甲状腺機能検査

甲状腺ホルモンは生理周期にも影響します。

調べる項目

  • TSH
  • FT3
  • FT4

甲状腺機能低下症や亢進症が見つかることもあります。

⑥ 必要に応じた追加検査

症状に応じて追加検査を行うことがあります。

例:

  • 貧血検査
  • 腫瘍マーカー
  • MRI(まれなケース)
  • 子宮内膜検査

すべての方に行うわけではありません。

検査はどのくらい時間がかかる?

多くの場合、

  • 診察+検査で30~60分程度
  • 血液検査の結果は後日説明

となります。

強い痛みを伴う検査は基本的にありません。

「内診が不安」という方へ

婦人科受診が初めての方や、内診に不安がある方も少なくありません。

  • 必ず事前に説明を行います
  • 不安な場合は遠慮なく相談可能
  • 症状によっては内診を行わないこともあります

当院では安心して受診いただけるよう配慮しています。

生理が来ないときの対処法

生理が来ない場合の対処法は、原因によって異なります。

まずは妊娠の可能性やホルモンの状態を確認することが大切です。

自己判断で薬を使用する前に、原因を明らかにしましょう。

まず最初に確認すること

① 妊娠の可能性がないか確認

  • 性交渉の心当たりがある場合は妊娠検査薬を使用
  • 生理予定日から1週間後以降が目安
  • 不安があれば婦人科での確認が確実

妊娠している場合は、対処法が大きく変わります。

② 生活習慣の変化を振り返る

  • 最近強いストレスはなかったか
  • 睡眠不足が続いていないか
  • 急激なダイエットをしていないか
  • 過度な運動をしていないか

一時的な要因であれば、生活を整えることで改善することもあります。

原因別の主な治療・対応

ホルモン療法

排卵が起きていない場合やホルモンバランスが乱れている場合は、ホルモン剤を用いて生理を起こすことがあります。

主な目的

  • 子宮内膜をリセットする
  • 排卵を促す
  • ホルモンバランスを整える

医師の管理のもとで行うため、安全に治療できます。

低用量ピルの処方

生理周期を整える目的で、低用量ピルを使用することがあります。

ピルの効果

  • 周期を安定させる
  • 出血量を調整する
  • 生理痛を軽減する

「ピル=避妊薬」というイメージがありますが、ホルモン治療として使用されることも多い薬です。

生活習慣の改善

軽度のホルモンバランスの乱れであれば、生活を整えることで改善するケースもあります。

改善ポイント

  • 7時間前後の十分な睡眠
  • バランスのよい食事
  • 無理のない体重管理
  • 規則正しい生活リズム

急激なダイエットや夜更かしは、生理に大きく影響します。

ストレス管理

強いストレスは排卵を止めることがあります。

ストレス軽減の例

  • 適度な運動
  • リラックス時間の確保
  • 睡眠の質を上げる
  • 必要に応じてカウンセリング

精神的な負担が軽減されることで、生理が戻ることもあります。

基礎疾患の治療

背景に病気がある場合は、その治療が必要です。

  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 甲状腺機能異常
  • 高プロラクチン血症
  • 早発閉経

原因を特定することで、適切な治療が可能になります。

市販薬を自己判断で使っても大丈夫?

インターネット上には「生理を起こす薬」などの情報もありますが、自己判断で使用することはおすすめできません。

理由は、

  • 妊娠している可能性がある
  • 原因がホルモン異常である場合、逆効果になることがある
  • 背景疾患を見逃す可能性がある

まずは原因を確認することが安全です。

できるだけ早めのご相談を

生理が来ないことは、身体からのサインです。

  • 妊娠の確認をしたい
  • 生理不順を改善したい
  • 将来の妊娠が心配
  • ホルモンバランスを整えたい

渋谷文化村通りレディスクリニックでは、女性医師が丁寧に診察を行っています。

渋谷駅近くで土日診療にも対応しているため、お仕事や学校帰りでも受診しやすい環境です。

「少し気になる」段階でも、お気軽にご相談ください。

生理不順のよくあるご質問

生理が5日遅れているだけでも受診すべき?

妊娠の可能性がある場合は、予定日から1週間後を目安に検査をおすすめします。

ストレスだけで生理は止まりますか?

強いストレスで排卵が止まり、生理が来ないことはあります。

ピルを飲めばすぐ整いますか?

原因によります。医師の診断のもと適切に処方します。

内診は必ずありますか?

症状によります。不安な場合は事前にご相談ください。