不正出血

月経(生理)の時期ではないのになぜか出血する

不正出血は様々な病気のサインです。
もともと月経が不規則、閉経間際で月経が不順になっているときなどは異常を見逃してしまいがちです。

不正出血とは?

正常な出血以外の性器からの出血を、不正性器出血といいます。
本来の月経周期以外の時期に性器から出血があった場合、すべて「不正出血(不正性器出血)」になります。また性交渉の後に見られる不正出血のことを「接触出血」とも言います。
規則的に月経のある人や閉経を迎えた人は比較的簡単に不正出血に気づことができるのですが、もともと月経が不規則な人、閉経間際で月経が不順になっているときなどは異常を見逃してしまいがちです。
いずれも、病気のサインである可能性があるので、月経期以外に出血があったら要注意。おりものに薄く混ざる程度から月経のような出血まで量は様々ですが、量が多いかどうかではなく、出血しないはずの時期に出血しているかどうかが問題となります。

正常な出血

健康な女性の正常な出血は
・月経
・排卵出血(月経と月経の中間に排卵に伴って見られる出血)
の2つです。

閉経後の出血はありえません。要注意!!

閉経後出血は、何らかの病が原因です。
代表的な病気は、萎縮性腟炎、子宮体がん、子宮頸がんですが、この他にも多くの病が閉経後、出血の原因になります。どんなに少量でもすぐに受診してください。

不正出血で考えられる病気

子宮筋腫
子宮内膜症・子宮腺筋症
子宮頸がん
子宮体がん
子宮頚管ポリープ・子宮内膜ポリープ
子宮腟部びらん
子宮内膜増殖症
萎縮性腟炎
流産、子宮外妊娠
クラミジア頸管炎