妊娠初期を薬でおろす方法(中絶薬)とは?何週まで・費用・リスクを解説
「妊娠初期は薬でおろせますか?」「何週まで使える?」「費用はいくらかかる?」このような疑問から「妊娠初期 おろす 薬」と検索される方は少なくありません。
結論として、妊娠初期に経口中絶薬(中絶薬)という選択肢はありますが、誰でも・自己判断で使えるものではなく、妊娠週数や体調などの条件を満たしたうえで、医師の診察と管理のもとで行う医療行為です。
本記事では、中絶薬(メフィーゴパック)の概要、手術との違い、治療の流れ、リスクや副作用、そして費用の考え方まで、誤解が起きやすいポイントを整理して解説します。
中絶薬(メフィーゴパック)とは?
中絶薬(経口中絶薬)とは、手術を行わず、薬の作用によって妊娠を終了させる方法です。
日本では、2023年に「メフィーゴパック」が承認され、一定の条件を満たした場合に、医師の管理下でのみ使用が認められています。
メフィーゴパックは「2種類の薬」を使う治療です
メフィーゴパックは、1種類の薬で完結するものではなく、役割の異なる2種類の薬を段階的に使用します。
- 妊娠を維持するホルモン(プロゲステロン)の作用を抑える薬
- 子宮を収縮させ、妊娠組織の排出を促す薬
これらを医師の指示どおりの順序・間隔で使用することで、妊娠初期の中絶を行います。
順序や服用方法を誤ると、十分な効果が得られなかったり、合併症のリスクが高まるため、自己判断での使用は認められていません。
自然流産に近い経過をたどります
経口中絶薬による中絶は、子宮の収縮と出血を伴い、自然流産に近い経過をたどることが特徴です。
服用後には、
- 下腹部痛
- 出血
- 血の塊や組織の排出
が起こりますが、これは薬の作用によるものです。
ただし、出血量や痛みの程度には個人差が大きく、想像以上に強い症状が出る場合もあります。
必ず医療機関での管理が必要な理由
メフィーゴパックは、
- 出血が過剰になる可能性
- 妊娠組織が完全に排出されない可能性
- 緊急対応が必要になるケース
があるため、医療機関での管理が前提となっています。
そのため、日本では
- 通販や市販は不可
- 薬のみの処方は不可
- 医師の診察・経過確認が必須
という厳格な運用がされています。
手術をしない=負担が少ないとは限りません
「手術をしないから楽」「体への負担が少ない」と誤解されることがありますが、 経口中絶薬もれっきとした医療行為であり、身体的・精神的な負担が全くないわけではありません。
そのため、
- 経口中絶薬
- 手術による人工妊娠中絶
のどちらが適しているかは、妊娠週数・体調・生活環境などを踏まえて、医師と相談したうえで判断する必要があります。
当グループの池袋クリニックでは人工中絶手術をご提供しておりますので、ご興味がある方は下記のページをご覧ください。
※渋谷文化村通りレディスクリニックでは術前診察・検査を行うことが可能です。
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日本で中絶薬の承認が遅れた理由
日本で経口中絶薬の承認が遅れた理由には、複数の要因があります。
- 中絶に関する社会的・倫理的議論が慎重に行われてきたこと
- 安全性や管理体制について厳格な審査が求められたこと
- 薬の使用に伴う出血や合併症への対応体制が必要とされたこと
その結果、日本では「医師の管理下・入院または院内管理を前提」とした形で承認されました。
これは、薬そのものの危険性というより、使用環境の安全性を重視した制度設計とされています。
経口中絶薬と人工妊娠中絶の比較(他の中絶方法)
妊娠初期に行われる中絶には、主に経口中絶薬による方法と手術による人工妊娠中絶があります。
いずれも医療行為であり、方法によって経過や負担のかかり方が異なります。
経口中絶薬による中絶の特徴
経口中絶薬は、薬の作用によって子宮収縮を起こし、自然流産に近い形で妊娠を終了させる方法です。
手術を行わない点が特徴ですが、以下のような経過をたどります。
- 服用後に強い腹痛や出血が起こることがある
- 出血や痛みが数日間続く場合がある
- 妊娠組織が完全に排出されず、追加で手術が必要になることがある
また、排出のタイミングは個人差が大きく、いつ終わるかを正確に予測することはできません。
そのため、医療機関での管理や経過観察が必須となります。
手術による人工妊娠中絶の特徴
人工妊娠中絶(手術)は、主に吸引法などによって子宮内容を直接除去する方法です。
妊娠初期に行われることが多く、以下のような特徴があります。
- 処置時間が比較的短い
- 医師の管理下でその場で中絶が完了する
- 出血期間が比較的短い傾向がある
一方で、
- 手術や麻酔に対する不安
- 医療処置に抵抗感を持つ方
がいるのも事実です。
当グループの池袋クリニックでは患者様のご負担軽減を第一に考えて中絶手術を行っております。
※渋谷文化村通りレディスクリニックでは術前診察・検査を行うことが可能です。
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身体的・精神的負担の違い
経口中絶薬と手術では、負担のかかり方が異なります。
経口中絶薬は、
- 出血や腹痛が続く期間が長くなることがある
- 自宅での経過時間が長く、精神的に不安を感じる方もいる
一方、手術による中絶は、
- 処置自体は短時間で終わる
- 手術に対する恐怖や緊張を感じる方もいる
といった違いがあります。
どちらが適しているかは個別判断です
経口中絶薬と人工妊娠中絶のどちらが適しているかは、一律に決められるものではありません。
- 妊娠週数
- 体調や既往歴
- 痛みや出血に対する不安
- 通院・休養が可能な環境
などを踏まえ、医師と相談したうえで選択することが重要です。
経口中絶薬の服用方法(治療の流れ)
経口中絶薬は、自己判断で服用することはできない医療行為です。
日本では、医師による診察・説明・管理のもとでのみ使用が認められています。
① 事前診察と妊娠状態の確認
まず医療機関で診察を行い、
- 正確な妊娠週数(妊娠9週0日までの方しか適応になりません)
- 子宮内妊娠であること(子宮外妊娠でないこと)
- 既往歴や持病、服薬状況
などを確認します。
経口中絶薬は、妊娠週数や健康状態によって使用できない場合があるため、この段階で医師が適応の可否を判断します。
② 医師からの説明と同意
診察後、医師から
- 経口中絶薬の作用
- 起こり得る症状(出血・腹痛など)
- リスクや合併症
- 治療後の注意点
について、十分な説明が行われます。
内容を理解し、納得したうえで、同意を得てから治療が進められます。
③ 1種類目の薬の服用
最初に服用するのは、妊娠を維持するホルモンの作用を抑える薬です。
この薬によって、妊娠の継続ができない状態になります。
服用後すぐに強い症状が出ない場合もありますが、この段階から治療は開始されています。
④ 数日後に2種類目の薬を服用
一定の間隔を空けて、子宮収縮を促し、妊娠組織の排出を起こす薬を服用します。
この薬を服用した後に、
- 強い腹痛
- 出血
- 血の塊や組織の排出
が起こることが一般的です。
排出のタイミングや症状の強さには個人差があります。
⑤ 排出の確認と経過観察
妊娠組織が排出された後は、
- 排出が完了しているか
- 出血が異常に多くないか
- 体調に問題がないか
を確認するため、医師の診察を受けます。
妊娠組織が完全に排出されていない場合には、追加の処置(手術など)が必要になることがあります。
中絶薬のリスクと副作用(危険性)
経口中絶薬は、手術を伴わない方法ではありますが、医療行為であり一定のリスクや副作用が伴います。
服用後の経過や症状には個人差があり、すべての方が同じように進むわけではありません。
強い腹痛が起こる可能性
経口中絶薬では、子宮収縮を促す作用により、強い下腹部痛が起こることがあります。
痛みの程度は、月経痛程度で済む場合もあれば、鎮痛薬が必要になるほど強い痛みを感じる方もいます。
痛みの強さや持続時間には個人差があるため、「必ず軽い」「我慢できる」とは限りません。
多量の出血が起こることがあります
服用後は、妊娠組織の排出に伴い出血が起こることが一般的です。
通常の月経より出血量が多くなる場合もあり、数日から1週間程度続くことがあります。
ただし、
- ナプキンが短時間で何度も必要になる
- 出血量が急激に増える
- めまいやふらつきを伴う
といった場合は、異常出血の可能性があるため、速やかな受診が必要です。
消化器症状や発熱などの副作用
経口中絶薬の副作用として、
- 吐き気
- 下痢
- 倦怠感
- 発熱
などがみられることがあります。
これらは薬の作用によるもので、一時的に現れることが多いとされていますが、症状が強い場合や長引く場合には、医師への相談が必要です。
不完全中絶のリスク
経口中絶薬では、妊娠組織が完全に排出されない(不完全中絶)ことがあります。
その場合、
- 出血が長引く
- 腹痛が続く
- 感染のリスクが高まる
といった問題が生じる可能性があります。
不完全中絶と判断された場合には、追加で手術による処置が必要になることがあります。
「安全・簡単」という表現が正確でない理由
経口中絶薬は、手術をしない方法であるため、 「簡単」「安全」といったイメージを持たれがちですが、実際には身体への負担やリスクが伴う医療行為です。
- 痛みや出血の程度は予測できない
- 追加処置が必要になる可能性がある
- 緊急対応が必要になるケースもある
という点から、「誰でも安全にできる」「手軽に終わる」といった表現は正確ではありません。
受診が必要な症状の目安
以下のような症状がある場合は、速やかに医療機関へ連絡・受診してください。
- 出血量が極端に多い
- 強い腹痛が続く
- 高熱が出る
- 気分不良や意識がもうろうとする
経口中絶薬は、医療機関の管理下で行うことで安全性が保たれる治療です。
異変を感じた場合は、自己判断せず医師に相談してください。
経口中絶薬の費用
経口中絶薬による中絶は、健康保険適用外となり、費用は自己負担です。
費用には、
- 薬剤費
- 診察・管理費
- 入院・院内管理費(必要な場合)
などが含まれ、医療機関ごとに差があります。
中絶薬は通販で買える?どこに売ってるのか?
日本では、中絶薬を通販や市販で購入することはできません。
メフィーゴパックは、医師の管理下でのみ使用が認められている医薬品です。
個人輸入や海外サイトでの購入は、
- 偽造薬のリスク
- 適切な管理ができない
- 重篤な合併症への対応ができない
といった危険性があり、非常に危険です。
必ず病院で処方された薬を使用してください。
当グループでは中絶薬ではない、無痛妊娠中絶手術を行っております。
詳しくは下記よりご覧くださいませ。
※渋谷文化村通りレディスクリニックでは術前診察・検査を行うことが可能です。
中絶薬の対象者
経口中絶薬は、すべての方が使用できる治療ではありません。
安全に使用するためには、医学的に定められた条件を満たしている必要があり、最終的な判断は医師の診察に基づいて行われます。
妊娠初期であることが前提条件です
経口中絶薬は、妊娠初期に限って使用が認められている治療法です。
妊娠週数が進むと、
- 薬の効果が十分に得られない
- 出血や合併症のリスクが高くなる
といった理由から、使用できなくなります。
そのため、正確な妊娠週数の確認(超音波検査)が必須となります。
子宮内妊娠であることが必要です
経口中絶薬は、子宮内妊娠であることが確認された場合にのみ使用可能です。
子宮外妊娠(異所性妊娠)の場合、薬による中絶は行えず、別の緊急対応が必要となります。
この判断も、診察と超音波検査によってのみ可能であり、自己判断では確認できません。
持病や既往歴、服薬状況に問題がないこと
以下のような場合には、経口中絶薬が適さない、または慎重な判断が必要となることがあります。
- 出血性疾患がある場合
- 特定の薬剤に対するアレルギーがある場合
- 副腎疾患などの持病がある場合
- 現在服用している薬との相互作用が懸念される場合
そのため、診察時には、既往歴や現在の服薬状況を正確に伝えることが重要です。
医療機関での管理・通院が可能であること
経口中絶薬は、
- 服用後の出血や腹痛
- 排出状況の確認
- 異常時の迅速な対応
が必要となる治療です。
そのため、
- 医療機関の指示どおりに通院できる
- 緊急時に連絡・受診できる
といった環境が整っていることも、対象となるための重要な条件です。
最終的な使用可否は医師が判断します
経口中絶薬が使用できるかどうかは、
- 妊娠週数
- 妊娠の状態
- 体調や既往歴
- 生活環境
などを総合的に考慮したうえで、医師が判断します。
「妊娠初期だから必ず使える」「希望すれば使える」というものではないため、必ず医療機関で診察を受け、説明を受けたうえで判断することが必要です。
まとめ
中絶薬(メフィーゴパック)は、妊娠初期(9週0日まで)に使用できる選択肢の一つですが、手術と同様に医療行為であり、リスクも伴います。
自己判断や通販での入手は避け、正確な情報のもと、必ず医療機関で相談・診察を受けることが重要です。
中絶薬に関するよくある質問
妊娠初期なら誰でも中絶薬が使えますか?
いいえ。妊娠週数や体調、既往歴などにより使用できない場合があります。
中絶薬は手術より安全ですか?
一概に安全とは言えません。方法ごとに特徴とリスクがあり、個別判断が必要です。
薬だけ処方してもらうことはできますか?
できません。医師の管理下での使用が必須です。
出血が多い場合はどうすればいいですか?
速やかに医療機関へ連絡・受診してください。
