性教育の在り方(避妊・望まない妊娠を避けるために)【親世代の悩み│無料医療相談掲示板より】

子供への性教育についてのご相談

息子、娘を持つ親世代の者です。新型コロナでの自宅待機期間に10代の予期せぬ妊娠が増えているといったニュースを知り、我が家もそろそろ子ども達に避妊のことを教えていかなければと思っています。
私どもの時代は避妊と言えば、最初から最後まできちんとゴムを装着しましょう、というようなことしか学んでいませんでしたが、こちらの相談掲示板を見てみますと、ゴムは避妊ではないというようなお答えが繰り返し出てきており、時代は変わっているのだなと思いました。
今だ学校に任せていても核心にせまった指導は受けられないでしょうから、家庭で責任を持って伝えていかなければならないと思い、ご相談させて頂ければと思います。
まず、娘については、異性関係が感じられるようになったら10代から妊娠希望時期になるまでずっとピルの服用を勧めてしまっても健康面、将来の妊娠面含めて問題はないのでしょうか?
また、最も気になるのは男性側である息子への指導です。
ゴムを必ず、正しく、といったこと以外に、これからの時代、男子にはどんな指導が必要なのでしょうか?
以前はむしろ、男子への避妊具の話が性教育のメインだったように思いますが、実は確実なのはピルのみ、ということになりますと、むしろ男性主体ではリスク回避が難しいということなのかなと感じました。
自分の意志でピルを飲む等、対策がとれるようになる前の女性を相手にしてはいけない、といったような指導が必要でしょうか?
また、将来的にはお互い妊娠を望めるようになるまではパートナーにピルを勧めたり、フォローしたりするように伝えることもその一つなのでしょうか。
なかなか親としても、本当に正しい知識を得られる場がないので、日頃こういった問題を数多く目にしていらっしゃる先生に質問させて頂ければと思いました。宜しくお願いします。

ドクター回答

おっしゃる通り我が国の教育は数十年前から何も変わっていません。
妊娠は女性がするにも関わらず、100%にならないコンドームで男性の意思に委ねなさいと教わっている事に違和感を感じない現実が恐ろしいと思います。
地域によっては積極的に婦人科専門医が学校現場で教育をする事がある様ですが、一部地域だと思います。
セックスはするなという教育ではなく、するなら正しい選択をしましょうという教育が理想です。
女性側が低用量ピルの服用をして、女性は中学校で子宮頸癌予防ワクチンの接種を受けた上で(理想は男女接種ですが、日本は女性しか適応がありません)性交渉の機会を持たせて下さい。
又現代の女性は逆に自然な月経を経験する回数が増加していて子宮内膜症などの病気になるリスクが増加しています。セックスする年齢になったら結婚まで継続して服用した方が良いです。
男性側は海外では女性がピルを服用しているか確認する事は当然なので、そうあって欲しいですが、誤解を産みやすいので、お互いが勉強する前提で情報提供してから相手の女性に服用をしてもらう事が理想です。
男性側がピル代を出してあげたり、日々服用時間にLINEをして連絡をするなど2人で協力しながら服用すると意識も高くなるかもしれません。
色々難しいと思いますが、この様に問題意識を持っていただくだけで素晴らしいと思います。
当院ホームページの情報や貼り付けているYoutubeの情報を参考にしていただき、正しい知識を持っていただけると幸いです。 又何かあればご相談ください。

ご相談者より

大変参考になりました。
性に関することはタブー視して未成年には触れさせないようにする風潮が今も根強いと思いますが、これだけ情報が飛び交う時代、確かにそれは無理があると感じます。
早い段階でそういう機会があるものと覚悟して、最低限のリスク回避を教える重要性を実感しました。
学校に期待しても限界があり難しそうですので、ここは両親が責任を持って、そういったことも伝えられるように、話しやすい家庭環境を日頃から保つことも大切だなと思いました。
ただそうは言いましても、教える側も古い知識しかなく、無知に近い状況だったりしますので、こういった場でご指導頂けましたこと、大変感謝いたします。
まだ若い子ども達が自分の事も相手の事も傷つけることなくいられるように、今後も指導していきたいと思います。

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[引用:【池袋クリニック無料医療相談掲示板(婦人科)】より]

様々なシチュエーションにより、様々な不安があるかと思います。 同じグループクリニックの【池袋クリニック無料医療相談掲示板(婦人科)】を引用し、同じようなお悩みやご不安を抱えている方の参考になれば幸いです。

留意点

池袋クリニック無料医療相談掲示板(婦人科)に記載されている内容は、診断・治療に置き代わるものではありませんので、この点を十分ご理解いただき、以下の事項ご確認のうえ、参考にしてください。

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