【豆知識】身体の機能を減退させないダイエットの方法とは

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日本人女性がどれだけの割合でダイエット経験を持つかという調査で、20代から40代の女性は82%が経験ありと答えたそうです。

しかし、20代女性の94%が、挑戦したダイエットに失敗したという数字もあります。
女性全体で言えばもう少し失敗率は下がりますが、それでも77%という高確率を示します。この要因として考えられるのは、無茶な目標設定をしてしまっているケース、あるいはダイエットの手法が間違っているケースです。

日本人女性の痩せている割合は2014年度には過去最高の12.3%を記録したと厚生労働省が発表しました。
この数字から考えると、実はすでに痩せているのにさらに痩せようとダイエットに取り組んでしまう女性が少なくないという現実が見えてきます。
無理なダイエットをしてしまうと、生理不順貧血、ひどい場合には早期閉経などの症状が出ることがあります。

「美しさ」を得るためのダイエットを成功させたいならば、どこまで痩せるのが正しいのか、健康的な肉体を保ちつつその目標を叶えるにはどのような方法でダイエットをすればいいのかを考え直す必要があるでしょう。

体重と身長の理想的なバランスとは

「美しさ」は健康的な肉体に宿るものだと考えて下さい。
それを前提として理想値を導き出すならば、統計上で有病率死亡率最も少ない体重の最低ラインが「理想値」に該当します。

身長には個人差がありますから、体重の理想値はBMIの計算式を使用して導き出してください。
計算式【身長m×身長m×22】
22と言うのが理想的なBMI数値で、この計算式で算出できるのは標準とされる体重の85%です。

体重は標準の85%目標値と定め、体重コントロールを計画しながら筋肉量を増やして身体を引き締めるのが、最も健康的なダイエット方法だと思っていいでしょう。

健康的なダイエットの手法

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健康を前提にしたダイエット方法としておすすめできる2種類をご紹介しましょう

■組み合わせダイエット

組み合わせダイエットとは、適度な運動、生活習慣の改善、食事内容の見直しを3つの柱としてプログラムするダイエットです。

  • 運動:ウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動筋力トレーニング
  • 習慣:1日6時間半の睡眠確保、半身浴などによる自律神経バランス調整、喫煙、飲酒などの制限
  • 食事:ビタミン、ミネラルを中心として必須栄養素を確保した食事内容へ

重要なのは適度な運動と筋力トレーニングです。
筋肉量を増やして基礎代謝をアップさせ、摂取した栄養分の循環を促してください。

■レコーディングダイエット
口にするすべての飲食物を記録するだけという手法ですが、これには自分が1日にどれだけの飲食物を摂取しているかを再確認する効果があります。

何を食べ、飲んでいるかを自覚することが出来れば、不足しているもの、過剰になっているものを理解することが出来るでしょう。

ただし、意外にもすべての飲食物を記録し続けるのは簡単なことではありません。

最初から完璧に記録するのではなく、無意識になりがちな「食べる」という行為に気付くことから始めることをおすすめします。
ダイエットの本来的な目的は「健康」を実現することです。

もしも健康に有害と判断される体重であるならば、医師の指導によって薬剤や食事メニューを組み立て、ダイエットに取り組むことも出来ます。
いずれにせよ、まずは自分の体重が理想値からどれだけ離れているのか判定するところから始めて下さい。