経腟エコーに痛みがあり出血量も増えている…段々慣れるもの?他に検査方法は?

女性の身近な気になるお悩みをQ&A形式でご紹介します。

相談者👩

40代前半ですが性交渉の経験が無くこれまで婦人科とは無縁でしたが、夏にバルトリン腺膿瘍を発症し受診、年齢的なこともあり出来ればエコー検査も受けて欲しいと言われ、「痛ければすぐに辞めるからね…」と初めて経腟エコーを受けました。(可能性はゼロにしておきたいと、子宮頸がん検診も同時に施行されました。)
幸い、このときは強い痛みもなく終了。卵巣、子宮の腫れが見つかりMRI検査の後、ジェノゲストの内服を開始しています。
先日、経過観察のため2度目の経腟エコーを受けましたが、膣口を少し過ぎた辺りから前回にはなかった激痛があり、翌日まで違和感が続きました。
元々ジェノゲストによる不正出血がありますが、検査後より出血量も増えています。この痛みや出血は回数を重ねるうちに慣れるものでしょうか?
経直腸エコーの選択肢は提示されず、また自分的にもお尻からの検査には抵抗があるため、慣れるものであればこのまま…と思っています。
初回のような声掛けもなく、カーテン越しのため「痛い」と伝えることも出来ずにただただ耐えましたが、伝えることで改善策等ありますでしょうか?

ドクター🏥

性交渉経験がないなら通常は経肛門エコーが基本です。
子宮の腫れや卵巣の腫れは内膜症の要素でしょうか?
ジェノゲストの継続服用は大事です。今後も継続しましょう。
肛門からの方が間違いなく痛みは少ないですし、経膣と同じ情報を得られるので、今後も辛い痛みを我慢しないで主治医にきちんと伝えてみましょう。

相談者👩

腟でも肛門でも同じ情報が得られるのですね。次回のエコー時は経腟では強い痛みがあることをきちんと伝えたいと思います。
ジェノゲストはチョコレート嚢胞に対して処方されています。5cmを超えているため手術療法も選択肢にありましたが、薬で縮小傾向にあるとのことでもう少し様子をみることになっています。他に子宮腺筋症、子宮筋腫も指摘されました。
「性交渉の無い人はがん検診は不要」=「子宮や卵巣の検診も不要」だと思い込み、この歳まで過ごしてきたことを強く反省(後悔)しています。

ドクター🏥

5㎝程度のチョコレート嚢腫ならもっと縮む可能性がありますよ。私の患者さんでも10cm大の本来はすぐ手術適応だった方も、まずはピルでコントロールを開始し、その後2cm程度まで縮小、中断後手術せずに妊娠、出産された方もいます。もっと縮小すると良いですね。
日本の婦人科検診は、子宮頸癌検診がベースです。ただ、一般の女性は内診の診察を受けたら全ての婦人科の病気を診てもらっていると誤解する方がほとんどの為に、卵巣癌、子宮内膜症、子宮筋腫等見落とされることになるので、子宮頸がん検診だけではなく、一緒に経腟超音波検査も受けることが大事です。
なので、現在豊島区の行政区の婦人科検診では、超音波検診を子宮頸癌検査につける予算要望を出しています。昭和の時代の検診の仕方(超音波使用せず、内診で診察する)は変わるべきだと思います。
反省や後悔はしないで下さい。この国の検診事業の改革がされていなかったことが原因です。又何かあればご相談くださいね。

留意点

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