ニキビに効くピルの種類とは?低用量ピルの違い・選び方・注意点を解説

「ニキビに効くピルの種類を知りたい」「マーベロンやヤーズ、フリウェルの違いが分からない」と悩んでいませんか。

生理前に悪化する大人ニキビや、あご・フェイスラインに繰り返すニキビは、ホルモンバランスの変動が関係している場合があります。

低用量ピルは、ホルモンバランスの変動を一定に近づけることで、ニキビや肌荒れに対して治療選択肢の一つになる場合があります。

ただし、ピルには複数の種類があり、どれが合うかは症状や体質、生理周期、副作用リスクによって異なります。

当院では、繰り返す大人ニキビに対して、低用量ピルや抗男性ホルモン剤による治療をご提案する場合があります。(あご・フェイスライン・デコルテ・背中にできる大人ニキビは、低用量ピルと抗男性ホルモン剤を併用した治療以外ではほぼ治らず、皮膚科でも治らず悩んでいる方が渋谷文化村通りレディスクリニックにいらっしゃって改善するケースが多く見られます。)

この記事では、ニキビに関連して相談されるピルの種類、第一世代〜第四世代の違い、選び方、副作用、費用について解説します。

目次

ニキビができる原因とホルモンバランスの関係

ニキビは、毛穴の詰まりや皮脂分泌、炎症などが関係して起こります。

特に大人になってから繰り返すニキビでは、スキンケアだけでなく、生理周期やホルモンバランスの変動が関係している場合があります。

ニキビは毛穴詰まり・皮脂・炎症によって起こる

ニキビは、毛穴に皮脂や古い角質が詰まり、アクネ菌が増えやすい状態になることで発生します。

炎症が強くなると、赤く腫れたり、痛みを伴ったりすることがあります。

大人ニキビでは、毛穴詰まりや皮脂だけでなく、ストレス、睡眠不足、摩擦、乾燥、生理周期など複数の要因が関係することがあります。

大人ニキビはホルモンバランスが関係する場合がある

生理前になるとニキビが悪化する、あご・フェイスライン・口周りに繰り返す、PMSや生理不順も気になるという場合は、ホルモンバランスの変動が関係している可能性があります。

当院では、こうした繰り返す大人ニキビに対して、症状や生理周期、体質などを確認したうえで、低用量ピルや抗男性ホルモン剤による治療をご提案しています。

すべてのニキビがホルモン由来とは限らない

一方で、ニキビの原因をすべてホルモンバランスのせいと考えるのは適切ではありません。

炎症が強いニキビ、膿を伴うニキビ、ニキビ跡が心配な状態では、皮膚科での治療が必要になることもあります。

そのため、ニキビに効くピルの種類を自己判断で探す前に、まず自分のニキビがどのようなタイプなのかを確認することが大切です。

ピル・低用量ピルとは

ピルとは、女性ホルモンを含む飲み薬です。

一般的に「低用量ピル」と呼ばれる薬は、避妊目的だけでなく、月経困難症やPMS、生理周期に伴う不調に対して使われることがあります。

低用量ピルは女性ホルモンを含む薬

低用量ピルには、主に卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。

毎日決まったタイミングで服用することで、排卵を抑え、ホルモンバランスの変動を一定に近づける作用が期待されます。

この作用によって、生理に伴う不調や、生理前に悪化しやすい肌荒れ・ニキビに対して、治療選択肢の一つになる場合があります。

低用量ピルには複数の種類がある

低用量ピルには、マーベロン、ファボワール、トリキュラー、ラベルフィーユなど複数の種類があります。

また、月経困難症などに使われるLEP製剤として、ヤーズ、ドロエチ、ヤーズフレックス、ルナベル、フリウェル、ジェミーナなどが処方されることもあります。

ただし、薬の種類によって特徴や目的が異なります。

ニキビの状態だけで選ぶのではなく、生理の悩み、体質、既往歴、副作用の出やすさなども含めて判断する必要があります。

ニキビ目的では自由診療になる場合がある

低用量ピルをニキビ治療目的で使用する場合、自由診療となることがあります。

日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」では、経口避妊薬や低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬は、海外では痤瘡に対するエビデンスがある一方、日本では痤瘡治療として未承認であり、副作用について十分な説明が必要とされています。

ピルがニキビ・肌荒れに効く仕組み

ピルがニキビや肌荒れに対して選択肢になることがあるのは、ホルモンバランスの変動が皮脂分泌や肌状態に影響する場合があるためです。

ただし、すべてのニキビに有効とは限りません。

ホルモンバランスの変動を一定に近づける

生理前にニキビが悪化する方は、生理周期に伴うホルモン変動が肌状態に影響している可能性があります。

低用量ピルは、ホルモンの変動を一定に近づけることで、生理前に悪化しやすい大人ニキビに対して、症状が落ち着く方向に向かう場合があります。

特に、あご・フェイスライン・口周りに繰り返すニキビでは、生理周期との関係を確認することが大切です。

皮脂分泌に関わる男性ホルモンの影響を抑える場合がある

ニキビは、皮脂分泌が増えることで毛穴が詰まりやすくなり、悪化することがあります。

低用量ピルは、ホルモン環境に作用することで、皮脂分泌に関わる男性ホルモンの影響を抑える方向に働く場合があります。

ただし、男性ホルモンの影響が強い大人ニキビでは、低用量ピルだけでなく、抗男性ホルモン剤を組み合わせて検討する場合もあります。

低用量ピルだけで改善しにくいケースもある

ニキビの原因が炎症、毛穴詰まり、皮膚の状態、生活習慣などに強く関係している場合、低用量ピルだけで十分な変化が見られないことがあります。

当院では、症状や体質に応じて、低用量ピル単独ではなく、抗男性ホルモン剤を含めた治療をご提案する場合があります。

ニキビ改善に期待できるピルの種類

「ニキビに効くピルの種類」を調べる方は、マーベロンやヤーズなどの薬剤名を見て、どれが自分に合うのか迷っていることが多いです。

ただし、ニキビに合うピルは人によって異なるため、薬剤名だけで選ぶのは避けましょう。

マーベロン・ファボワール

マーベロンやファボワールは、低用量ピルとして知られている薬です。

ニキビに関して検索されることも多く、大人ニキビや肌荒れとの関係を調べている方も少なくありません。

ただし、「マーベロンならニキビに効く」「ファボワールなら治る」と断定することはできません。

ニキビの状態、生理周期、体質、副作用リスクなどを確認したうえで、医師が処方を判断します。

ヤーズ・ヤーズフレックス・フリウェル

ヤーズやヤーズフレックス、フリウェルは、月経困難症などの治療で使われることがあるLEP製剤です。

黄体ホルモンの特徴から、肌荒れやニキビとの関係で調べられることがあります。

ただし、これらもすべての方に適しているわけではありません。

持病や既往歴、血栓症リスクなどを確認したうえで、医師が使用可否を判断します。

トリキュラー・ラベルフィーユ

トリキュラー、ラベルフィーユなども、低用量ピルとして知られています。

薬によって含まれるホルモンの種類や量、服用目的が異なるため、ニキビの状態だけで選ぶことはできません。

「ニキビに効くピルの種類」を探している場合でも、まずは診察で自分のニキビがホルモンバランスと関係しているかを確認することが大切です。

第一世代〜第四世代ピルの違い

低用量ピルは、含まれる黄体ホルモンの種類によって、第一世代から第四世代に分類されることがあります。

世代によって特徴が異なるため、ニキビや肌荒れとの関係を調べる際にも知っておくと理解しやすくなります。

第一世代ピル

第一世代ピルには、ノルエチステロンなどの黄体ホルモンを含むものがあります。

月経困難症などの治療で使われる薬の中にも、この系統に含まれるものがあります。

第二世代・第三世代ピル

第二世代にはレボノルゲストレルを含むもの、第三世代にはデソゲストレルを含むものなどがあります。

たとえば、トリキュラーやラベルフィーユは第二世代、マーベロンやファボワールは第三世代に分類されることがあります。

ニキビに関しては、黄体ホルモンの性質が皮脂分泌や肌状態に影響する場合があるため、薬の特徴を理解したうえで医師と相談することが大切です。

第四世代ピル

第四世代には、ドロスピレノンを含むヤーズやヤーズフレックスなどがあります。

抗男性ホルモン作用に関連して、肌荒れやニキビとの関係で検索されることがあります。

ただし、薬の世代だけで「ニキビに効く」と判断することはできません。

血栓症などのリスクもあるため、服用できるかどうかは診察で確認する必要があります。

ニキビ治療に適したピルの選び方

ニキビ治療に適したピルは、薬剤名や世代だけで決まるものではありません。

ニキビの出方、生理周期との関係、PMSや生理痛の有無、体質、副作用リスクを含めて総合的に判断する必要があります。

生理前に悪化するかを確認する

低用量ピルが選択肢になりやすいのは、生理前に悪化する大人ニキビです。

毎月同じ時期にあご・フェイスラインにニキビができる場合は、生理周期との関係を記録しておくと診察時に役立ちます。

「いつ悪化するか」「どの部位に出るか」「生理が始まると落ち着くか」を確認しておきましょう。

体質・既往歴・副作用リスクを確認する

低用量ピルは、すべての方が使用できる薬ではありません。

血栓症の既往、片頭痛、喫煙、高血圧、肥満、年齢、持病、服用中の薬などによっては、使用できない場合があります。

日本皮膚科学会のガイドラインでも、高血圧、喫煙、肥満、高年齢などは慎重投与や投与禁忌の対象となることが記載されています。

抗男性ホルモン剤を併用する場合もある

あご・フェイスラインに繰り返す大人ニキビでは、男性ホルモンの影響が関係している場合があります。

このようなケースでは、低用量ピルだけでなく、抗男性ホルモン剤を組み合わせて治療を検討することがあります。

当院の大人ニキビ治療では、低用量ピルと抗男性ホルモン剤で治療し、症状に応じて抗男性ホルモン剤を調整する例を掲載しています。

費用やリスク・副作用もあわせて案内しています。

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効果が出るまでの期間

低用量ピルによるニキビへの変化は、すぐに出るとは限りません。

ホルモンバランスや皮脂分泌、肌のターンオーバーには時間がかかるため、数か月単位で経過を見ることがあります。

すぐに効果を感じるとは限らない

低用量ピルを飲み始めても、すぐにニキビが落ち着くとは限りません。

服用開始後は、体がホルモン環境の変化に慣れるまで時間がかかる場合があります。

短期間で判断せず、医師と相談しながら経過を確認することが大切です。

3か月程度で変化を見ることがある

当院の大人ニキビページでは、低用量ピルと抗男性ホルモン剤を用いた治療例について、早ければ3か月程度で反応し、1年程度である程度寛解することが一般的と案内しています。

ただし、これは一例であり、すべての方に同じ経過が出るわけではありません。

改善が乏しい場合は治療方針を見直す

一定期間続けても変化が乏しい場合は、ピルの種類を見直す、抗男性ホルモン剤を検討する、皮膚科治療を併用するなど、治療方針を調整する場合があります。

当院では、症状や体質、治療経過を確認しながら、一人ひとりに合わせて方針を検討します。

正しい服用方法と注意点

低用量ピルは、毎日決まったタイミングで服用する薬です。

飲み忘れや自己判断での中止は、効果や体調に影響する場合があります。

毎日決まった時間に服用する

低用量ピルは、基本的に毎日1錠を決まった時間に服用します。

薬の種類によって、21錠タイプや28錠タイプなどがあります。

処方時に説明された方法を守り、自己判断で飲み方を変えないようにしましょう。

飲み忘れた場合は指示に従う

飲み忘れた場合の対応は、飲み忘れた錠数やタイミング、薬の種類によって異なります。

自己判断でまとめて飲んだり、中止したりするのは避けましょう。

飲み忘れがあった場合は、処方時の説明に従うか、医療機関へ相談してください。

定期的に体調や肌状態を確認する

ニキビ目的で低用量ピルを服用する場合も、定期的に体調や肌状態を確認することが大切です。

副作用の有無、生理周期の変化、ニキビの改善度などを見ながら治療方針を判断します。

ピルでニキビが悪化する可能性

低用量ピルは、ホルモンバランスの変動が関係する大人ニキビに対して選択肢になる場合がありますが、飲み始めにニキビが悪化したように感じることもあります。

服用開始直後は肌状態が不安定になる場合がある

低用量ピルを飲み始めた直後は、体がホルモン環境の変化に慣れていないため、肌状態が一時的に不安定になることがあります。

この変化が一時的なものなのか、薬が合っていないのかは自己判断が難しいため、気になる場合は医師に相談しましょう。

ピルの種類が合っていない場合がある

薬の種類によって、体質に合う・合わないがあります。吐き気、頭痛、不正出血、むくみなどの副作用が強い場合や、ニキビの悪化が続く場合は、薬の変更や治療方針の見直しが必要になることがあります。

ニキビの原因がホルモン以外にある場合もある

低用量ピルを服用しても、ニキビの主な原因が炎症、毛穴詰まり、皮膚の状態、生活習慣などにある場合は、十分な変化が見られないことがあります。

この場合は、皮膚科治療や抗男性ホルモン剤など、別の治療を検討することがあります。

低用量ピルの副作用・リスク

低用量ピルには、期待される作用がある一方で、副作用やリスクがあります。

ニキビ治療目的で使用する場合でも、服用できるかどうかを医師が確認する必要があります。

よくみられる副作用

低用量ピルでは、吐き気、頭痛、不正出血、乳房の張り、むくみ、気分の変化などがみられることがあります。

多くは服用開始後しばらくして落ち着くこともありますが、症状が強い場合や長引く場合は医師に相談しましょう。

当院の大人ニキビページでも、低用量ピルのリスク・副作用として、吐き気、頭痛、不正出血、乳房の張り、まれな血栓症などを記載しています。

詳しくはこちらから>>

血栓症には注意が必要

低用量ピルで特に注意が必要なのが血栓症です。

まれではありますが、血管内に血の塊ができ、重い症状につながる可能性があります。

突然の強い頭痛、胸の痛み、息切れ、片脚の強い痛みや腫れ、視野の異常、手足のしびれなどがある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。

使用できない方・慎重な判断が必要な方

血栓症の既往がある方、前兆を伴う片頭痛がある方、喫煙している方、高血圧の方、肥満の方、年齢が高い方、特定の持病がある方などでは、低用量ピルを使用できない、または慎重な判断が必要になる場合があります。

自己判断で服用を始めず、必ず医師の診察を受けましょう。

ピルが使えない場合の代替治療

体質や既往歴によって低用量ピルが使えない場合でも、ニキビの状態に応じて別の治療を検討できることがあります。

抗男性ホルモン剤

あご・フェイスラインに繰り返す大人ニキビでは、男性ホルモンの影響が関係している場合があります。

このような場合、抗男性ホルモン剤が治療選択肢になることがあります。

当院では、症状や体質を確認したうえで、抗男性ホルモン剤による治療をご提案する場合があります。

低用量ピルと併用する場合もありますが、体質やリスクによっては別の方針を検討します。

皮膚科治療

赤く腫れている、膿を持っている、痛みがある、ニキビ跡が心配な場合は、皮膚科での治療が必要になることがあります。

日本皮膚科学会のガイドラインでは、炎症性皮疹に対して外用薬や内服抗菌薬などが推奨されています。

炎症が強い場合は、婦人科でのホルモン治療だけでなく、皮膚科治療との併用を検討することもあります。

生活習慣やスキンケアの見直し

スキンケアは主軸ではありませんが、洗顔のしすぎ、摩擦、睡眠不足、ストレスなどがニキビを悪化させる場合もあります。

治療とあわせて、無理のない範囲で生活習慣や肌への刺激を見直すことも大切です。

皮膚科・婦人科への相談・処方の流れ

ニキビに効くピルの種類を調べている方は、自分で薬を選ぶ前に、まず医師に相談することが大切です。

ニキビの種類や原因によって、皮膚科と婦人科で相談すべき内容が異なります。

皮膚科に相談した方がよいケース

赤く腫れている、膿を持っている、痛みがある、顔全体に広がっている、ニキビ跡が心配な場合は、皮膚科での相談が基本です。

炎症を抑える治療が必要な場合は、早めに皮膚科で相談しましょう。

婦人科に相談した方がよいケース

生理前に悪化する、あご・フェイスラインに繰り返す、PMSや生理痛もある、生理不順を伴う場合は、婦人科で相談することも選択肢です。

当院では、生理周期や体質、既往歴などを確認したうえで、低用量ピルや抗男性ホルモン剤による治療をご提案する場合があります。

あご・フェイスライン・デコルテ・背中にできる大人ニキビは、ピルと抗男性ホルモン剤を併用した治療法以外は治らないことがほとんどです。皮膚科では一時的に治ることはあっても結局繰り返すことになることが多いことから、なるべく最初から、渋谷文化村通りレディスクリニックで行っている「ピル+抗男性ホルモン剤」の治療をおすすめします。

(ピルと抗男性ホルモン剤を併用して取り扱っている婦人科・皮膚科はほとんどありません。)

当院での相談・処方の流れ

当院で大人ニキビについて相談する際は、来院予約のうえ、医師に症状をご相談ください。

診察では、ニキビが悪化する時期、できる部位、生理周期、PMSや生理痛の有無、既往歴、服用中の薬などを確認します。

そのうえで、低用量ピルが適しているか、抗男性ホルモン剤を検討するか、皮膚科治療を併用すべきかを判断します。

低用量ピルに関する費用

低用量ピルをニキビ治療目的で使用する場合、自由診療となることがあります。

治療内容や薬の種類、検査の有無によって費用は異なります。

自由診療になる場合がある

ニキビ治療目的の低用量ピルは、保険適用外となる場合があります。

自由診療について情報提供する場合は、治療内容、費用、主なリスク・副作用などを示すことが求められています。

費用だけで判断せず、治療内容や副作用、通院の必要性も含めて確認しましょう。

当院の大人ニキビ治療の費用目安

当院では、低用量ピルと抗男性ホルモン剤による自由診療の症例として、以下の費用を目安としています。

  • 低用量ピル:2,300円/28日分
  • 抗男性ホルモン剤:1,200円〜8,900円/28日分

診察時には、薬代だけでなく、診察料もかかるため、詳しくはご来院くださいませ。

まとめ

ニキビに効くピルの種類を探している方は、マーベロン、ファボワール、ヤーズ、フリウェルなどの薬剤名が気になるかもしれません。

しかし、低用量ピルは薬の種類だけで選ぶものではなく、ニキビの状態、生理周期、体質、既往歴、副作用リスクを含めて判断する必要があります。

特に、生理前に悪化する大人ニキビや、あご・フェイスラインに繰り返すニキビでは、ホルモンバランスや男性ホルモンの影響が関係している場合があります。

当院では、症状や体質を確認したうえで、低用量ピルや抗男性ホルモン剤による治療をご提案する場合があります。

自己判断でピルの種類を選ぶのではなく、まずは来院予約のうえ、医師にご相談ください。

よくある質問

ここでは、ニキビに効くピルの種類についてよくある質問をまとめます。自己判断では見分けにくい部分も多いため、気になる場合は医師に相談しましょう。

Q:ニキビに効くピルの種類はどれですか?
A:ニキビに対して低用量ピルが治療選択肢になる場合はありますが、どの種類が合うかは人によって異なります。マーベロン、ファボワール、ヤーズ、フリウェルなどが検索されることがありますが、ニキビの状態、生理周期、体質、副作用リスクを確認したうえで医師が判断します。

Q:マーベロンやファボワールはニキビに向いていますか?
A:マーベロンやファボワールは、ニキビとの関係で調べられることが多い低用量ピルです。ただし、全ての方に適しているわけではありません。自己判断で選ばず、医師に相談しましょう。

Q:ヤーズやヤーズフレックスはニキビに使われますか?
A:ヤーズやヤーズフレックスは、月経困難症などの治療で使われることがあるLEP製剤です。肌荒れやニキビとの関係で検索されることがありますが、使用できるかどうか体質や既往歴によって異なります。

Q:ピルの世代によってニキビへの効果は違いますか?
A:ピルの世代によって含まれる黄体ホルモンの種類が異なります。そのため、肌状態への影響が異なる場合があります。ただし、世代だけで「ニキビに効く」と判断することはできません。

Q:低用量ピルだけでニキビが改善しないことはありますか?
A:あります。男性ホルモンの影響が強い大人ニキビや、炎症・毛穴詰まりが原因の場合、低用量ピルだけでは十分な変化が見られないことがあります。当院では、症状に応じて抗男性ホルモン剤を組み合わせた治療をご提案する場合があります。

Q:ピルでニキビが悪化することはありますか?
A:服用開始直後は、体がホルモン環境の変化に慣れる途中で、肌状態が一時的に不安定になることがあります。悪化したと感じた場合は、自己判断で中止せず医師に相談しましょう。

Q:ニキビ治療目的のピルは保険適用ですか?
A:ニキビ治療目的では、低用量ピルは自由診療となる場合があります。日本皮膚科学会のガイドラインでも、経口避妊薬や低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬は、日本では痤瘡治療として未承認であることが記載されています。