クラミジアの薬について調べている方の中には、「どんな薬を使うの?」「市販薬で治せる?」「症状がなくても治療は必要?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

クラミジアは抗菌薬で治療を行う感染症ですが、自己判断で薬を選ぶのではなく、まずは検査で感染の有無を確認し、診断に基づいて適切な治療を受けることが大切です。

この記事では、クラミジアに使うお薬の種類、治療の流れ、治療中の注意点、治療後に気をつけたいことまで分かりやすく解説します。

渋谷文化村通りレディスクリニックで対応している検査や診療内容もあわせてご紹介しますので、クラミジアが不安な方はぜひ参考にしてください。

目次

クラミジア感染の特徴とは?

クラミジア感染症は、性感染症の中でも比較的多い感染症のひとつです。

特に注意したいのは、感染していても自覚症状が乏しいことがある点です。

症状がないまま感染が続き、気づかないうちにパートナーへ感染を広げてしまうこともあります。

厚生労働省でも、性器クラミジア感染症は無症状の場合があると示されています。

症状が出にくいのがクラミジアの特徴

クラミジア感染症は、感染しても症状がはっきり出ないことがあります。

特に女性では初期症状が乏しく、違和感があっても軽いため、そのまま様子を見てしまう方も少なくありません。

性感染症全体としても、感染していても無症状であることが多いとされています。

女性ではおりもの異常や不正出血がみられることがある

女性のクラミジア感染症では、おりものの増加や性状の変化、軽い下腹部痛、不正出血などがみられることがあります。

ただし、こうした症状は必ず出るわけではありません。

厚生労働省でも、女性は症状がほとんどない一方で、進行すると不正出血や性交時痛がみられることがあるとしています。

気づかないまま感染が広がることがある

クラミジアは、症状が軽い、または無症状のまま経過することがあるため、感染に気づかないままパートナーへ広がることがあります。

性感染症は、症状が比較的軽くても治療を怠りやすく、その結果として感染が持続しやすいことが問題点のひとつです。

放置すると合併症につながることがある

クラミジア感染症は、症状が軽く見えても放置しないことが大切です。

女性では感染が進行すると、不正出血や性交時痛だけでなく、不妊の原因になることもあります。

厚生労働省でも、進行した場合には不妊の原因になりうると示されています。

クラミジアの原因・感染経路

クラミジアは、性的接触によって感染する細菌性感染症です。

腟性交だけでなく、オーラルセックスなどによって咽頭に感染することもあります。

当院でも、腟だけでなく咽頭のクラミジア検査に対応しています。

また、妊娠中に感染していると、出産時に赤ちゃんへ感染することがあります。

厚生労働省は、性感染症には母子感染が起こるものがあり、妊娠中の検査や適切な治療が重要であるとしています。

感染経路を正しく理解し、症状の有無にかかわらず必要なときに検査を受けることが大切です。

クラミジア感染してしまったら・進行してしまったら?

クラミジアに感染した場合は、早めに検査と治療を受けることが大切です。

性感染症は早期の段階で適切に治療しなければ、合併症や後遺症につながることがあります。

クラミジアも例外ではありません。厚生労働省でも、女性の性器クラミジア感染症は進行すると不正出血や性交時の痛み、不妊の原因になることがあると示されています。

クラミジアは症状が軽くても放置しないことが大切

クラミジア感染症は、初期には症状がほとんどないことがあります。

そのため、「少しおりものが気になるだけ」「痛みが軽いから様子を見よう」と判断してしまう方も少なくありません。

しかし、症状が軽くても感染が自然に解決するとは限らず、治療せずに経過すると感染が上の臓器へ広がることがあります。

感染が進行すると子宮や卵管へ広がることがある

女性のクラミジア感染症は、子宮頸管だけにとどまらず、子宮や卵管へ広がることがあります。

このように上行感染を起こすと、骨盤内炎症性疾患(PID)の原因になります。

CDCでも、女性のクラミジア感染はPID、異所性妊娠、不妊の原因になりうるとしています。

骨盤内感染症や不妊症の原因になることがある

クラミジアが進行すると、骨盤内感染症を起こし、強い下腹部痛や発熱などを伴うことがあります。

さらに、卵管に炎症や癒着が起こると、将来的な卵管不妊や異所性妊娠のリスクにつながります。

厚生労働省でも、進行したクラミジア感染症は不妊の原因になることがあると示されています。

症状がなくても検査と治療が必要なことがある

クラミジアのやっかいな点は、無症状でも感染が続いていることがある点です。

症状がないから放置してよいわけではありません。

パートナーが陽性だった方、感染機会があった方、以前にクラミジア感染を指摘されたことがある方は、症状の有無にかかわらず検査を受けることが重要です。

クラミジアの種類

一般に「クラミジア」といった場合、婦人科や性感染症で主に問題となるのは性器クラミジア感染症です。

女性では子宮頸管、男性では尿道、また咽頭に感染することがあります。

厚生労働省の性感染症情報でも、性器クラミジア感染症として案内されています。

当院では、クラミジア検査として腟と咽頭の検査に対応しています。

そのため、「性器の症状がないから関係ない」とは言い切れません。

感染経路に応じて、必要な部位の検査を考えることが重要です。

クラミジアの検査および診断

クラミジアは、症状だけで確定できる感染症ではありません。

おりものの変化や不正出血、下腹部痛などがあっても、ほかの病気と見分けがつきにくいため、診断には検査が必要です。

当院では、クラミジア(腟)検査とクラミジア(咽頭)検査に対応しています。

性器への感染が気になる方だけでなく、オーラルセックスによる咽頭感染が心配な方も検査をご相談いただけます。

当院で行うクラミジア検査

当院では、クラミジアの感染部位に応じて、腟または咽頭の検査を行います。

症状がある場合は保険適用になることがあり、症状がない場合でも自費検査で確認できます。

クラミジアは無症状のこともあるため、感染機会があった方やパートナーが陽性だった方も検査が重要です。

症状だけでは診断できない理由

クラミジアは、おりもの異常、不正出血、下腹部痛などを起こすことがあります。

ただし、こうした症状はクラミジアだけに特有ではありません。

自己判断で薬を探すのではなく、まず検査で感染の有無を確認することが大切です。

クラミジアの検査費用について

当院の自費検査では、クラミジア(腟)検査 4,500円、クラミジア(咽頭)検査 4,500円です。

STD検査セットは13,100円で、クラミジア・淋病・HIV・梅毒をまとめて確認できます。

※別途、初再診料がかかります。

一方で、症状がある場合は保険適用になることがあります。

当院の婦人科検診案内では、淋菌・クラミジア検査は保険適用時の目安で約2,400円程度です。

保険診療の場合は、診察料や追加検査の有無、自己負担割合によって費用が変わります。

※受診時は保険証をお持ちください。

クラミジアの治療に使うお薬

クラミジアの治療には、抗菌薬を用います。

厚生労働省でも、性器クラミジア感染症は抗菌薬で治療すると示しています。

ただし、クラミジアの治療は「薬の名前だけ知ればよい」というものではありません。

感染部位、症状の有無、妊娠の有無、体質、飲み合わせなどによって、選ぶ薬や治療の考え方は変わります。

自己判断で薬を探すのではなく、診断に基づいて適切な治療を受けることが大切です。

クラミジア治療は抗菌薬で行う

クラミジアは細菌感染症のため、治療には抗菌薬を使います。

一般的に使われる治療薬

クラミジア治療で一般的に使われる抗菌薬としては、ドキシサイクリン、アジスロマイシン、レボフロキサシンなどがあります。

CDCの性感染症治療ガイドラインでは、成人・思春期のクラミジア感染に対して、ドキシサイクリンが代表的な治療選択肢として示され、代替薬としてアジスロマイシンやレボフロキサシンも挙げられています。

どの薬を使うかは診察のうえで決める

同じクラミジア感染でも、すべての方に同じ薬を使うわけではありません。

感染している部位が子宮頸管なのか咽頭なのか、妊娠しているかどうか、アレルギー歴があるか、現在ほかに服用している薬があるかなどによって、治療の選択は変わります。

妊娠中は推奨される薬の考え方も異なります。

市販薬や自己判断で治療しないことが大切

クラミジアは、市販薬を自己判断で使って治す病気ではありません。

症状が似ていても、原因がクラミジアではないこともありますし、必要な治療が異なる場合もあります。

厚生労働省も、性感染症は医療機関を受診して治療することが重要だと示しています。

当院では検査と診断に基づいて治療方針を決める

当院では、クラミジアが疑われる場合、まず必要な検査を行い、その結果に基づいて治療方針を決めます。

クラミジアは「薬だけ知りたい」と考えてしまいやすい感染症ですが、実際には検査・診断・治療までを一連で考えることが重要です。

不安な症状がある方や、感染機会があった方は、婦人科で早めにご相談ください。

クラミジアの治療における注意点

クラミジア治療では、薬を処方されたら終わりではありません。

処方された期間・回数を守って服用することが重要です。

服薬が不十分だと、治療効果が不十分になることがあります。

また、大切なのはパートナーも一緒に確認・治療することです。

厚生労働省の性感染症リーフレットでも、性器クラミジア感染症では、医療機関を受診し、パートナーと一緒に治療することが大切だと示されています。

片方だけ治療すると、再感染の原因になります。

治療中は、再感染予防のためにも性生活について注意が必要です。

いつから再開してよいかは、治療内容や経過によって異なるため、受診時に確認することが重要です。

治療後クラミジアの症状が治るまで

症状がある場合でも、薬を飲み始めてすぐにすべての症状が消えるとは限りません。

痛みや違和感、不正出血などは、改善までに少し時間がかかることがあります。

大切なのは、症状だけで自己判断せず、必要に応じて再診することです。

また、症状がなくなったとしても、それだけで治療完了とは言い切れません。

性感染症は、治療後の再感染にも注意が必要です。

厚生労働省も性感染症は治療しても再発・再感染することがあると注意喚起しています。

不安が残る場合や再感染の可能性がある場合は、再検査や再診を検討してください。

クラミジアの予防方法

クラミジア予防で大切なのは、コンドームの使用と、感染が不安なときに早めに検査を受けることです。

厚生労働省は、コンドームの使用や積極的な受診による早期発見・早期治療が、性感染症の予防とまん延防止に有効だとしています。

また、クラミジアは無症状のこともあるため、「症状がないから大丈夫」とは限りません。

感染機会があった方、パートナーが陽性だった方、咽頭感染の可能性がある方は、症状の有無にかかわらず検査を考えることが大切です。

当院でも、腟・咽頭の検査に対応しています。

さいごに:不安な方は、まずご相談ください

「クラミジアの薬」と検索している方の多くは、すでに不安を抱えていると思います。

ただ、クラミジアは薬だけ知ればよい病気ではありません。

まず必要なのは、検査で感染の有無を確認し、診断に基づいて適切な薬を選ぶことです。

当院では、クラミジアの腟検査・咽頭検査に対応しています。

女性専門クリニックとして、デリケートな症状や不安も相談しやすい環境を整えています。

症状がある方はもちろん、症状がないけれど心配な方も、まずはご相談ください。

よくあるご質問

クラミジアは市販薬で治せますか?

市販薬だけで自己判断して治療することはおすすめできません。クラミジアは検査で確認し、医師の診断のもとで抗菌薬治療を行う必要があります。

クラミジアの薬は何日くらい飲みますか?

治療薬の種類によって異なります。一般的には、単回投与で用いる薬もあれば、数日間内服する薬もあります。どの薬が適しているかは、診察のうえで判断します。

症状がなくても治療は必要ですか?

必要です。クラミジアは無症状のことがありますが、放置すると合併症やパートナーへの感染につながることがあります。

パートナーも受診したほうがよいですか?

受診をおすすめします。クラミジアは再感染を繰り返すことがあるため、パートナーも一緒に確認・治療することが大切です。

当院でクラミジア検査は受けられますか?

はい。当院では、クラミジア(腟)検査、クラミジア(咽頭)検査に対応しています。自費検査のほか、症状がある場合は保険適用になることがあります。